そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月8日(日)出世景清

2018年07月08日 | 公開

  7月7日は関西で研究発表を行なう予定が、大雨のため中止となってしまった。学会事務局のNさんから連絡があり、また7月7日は秋の学会大会研究発表者の追加募集締め切り日で、申し込みが僅少だと聞いた。それならばいっそ、中止の例会発表をそのまま大会にはめ込んだら如何?と提案したところ、諸方面打診の結果その方向で調整が可能ということであった。そもそも今回の発表は、昨年秋の大会で発表するつもりで申し込んだのが、希望者多数で常任委員は遠慮しようとボツにしてもらったネタである。なんだかんだで、1年遅れになるが、まあ、人文学研究は先陣争いも熾烈ならず、治まる御代とこそ、めでたけれ。

  新神戸に宿泊し新山口へ移動する予定を改め、飛行機で山口宇部直行、小郡で泊まることにした。飛行機は予定通りで、新山口駅前で飲み屋を物色していたら、知り合いにばったり。一緒に飲む。

  朝、せっかく小郡で泊まったのだからと、再現された種田山頭火の其中庵を見学した。投句ポストがあったので、一句投げ入れる。

      其(そ)の中に はじめていれり なつ庵(右往左翁)

完全な、挨拶句にすぎぬが、まあ、水準か。(-_-;)

  駅前からバスで長門市へお連れいただき、「出世景清」333年ぶりの上演を観る。いやはや、素晴らしかったが、裸女を折檻したり、子ども2人を刺し殺したり、人を股裂きにしたり、自分で両眼をえぐり出したり、一般公演は難しいだろうなと、思わんでもなかった。

  月曜朝いち演習があるので、山口宇部空港から帰京。内山美樹子先生や、鳥越文蔵先生ご長女と同じ飛行機だった。


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