そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月6日(水)神前披講

2011年04月06日 | 公開

  研究室を一寸空けている間に、A君から京都旅行の土産、かんばやしのご銘茶を頂戴した。ドアノブに引っ掛けてありました。兼好ですな。ありがとうございます。研究室で淹れさせていただきます。

  麻布十番のお稽古事では、幹部が開始30分前に集合し、会場である元神明宮の神前で、東日本大震災に寄せる鎮めの歌会、披講が行なわれた。兼題は「祈」。A師匠にご準備いただいた短冊に腰折れをしたためる。読師と講頌をつとめる。愚詠、

   護りたまへ 命脅かす大禍事(おほまがごと) とり鎮めむと つとむる人らを

 字余りが四句もある!とA師匠に指摘されたが、もとより意図的である。原発事故は一刻も早く終息してほしい。

    磐城の煙は原発の ヨウ素とばかり靡くなり~♪

        止まらぬ汚水のセシウムは 沖の小女子汚すなり♪

替え唄のシャレにもならんか。

    万難辛苦 乗り越えて 御国の危機を 救へかし~♪  

 お稽古は初心者向けテキストについての構想に協力しつつ、君が代甲調の基礎練習をみっちり。終了後「萬力屋」へ行くと営業していなかった。従業員は中国人だらけだったから、皆帰国したんじゃないかな。一方、純和風の「山忠」は超満員で入れず、近くの安いワインバー?に入る。Nさんは免震マンションをご購入あそばしたよしだが、オール電化だとか。今お住まいの賃貸マンションは、地震でヒビが入ったんだと。S博士は意気軒昂だったが、博士学位授与式が中止になり、学位記が茶封筒で送られてきたと情けながっていた。しかし、あんなに外国人だらけだった麻布十番は、その姿がめっきり減ったなあ。「麻布十番スタンド」だけは、アメリカ人らしい客で一杯だったが。

 

  

 


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