そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月18日(月)見上ぐれば聖橋

2012年06月18日 | 公開

 朝からテンションを上げるべくダジャレを連発する。お昼過ぎには、頭の中がメルトダウン。教育実習から戻ってきたI君は、内定ももらったそうだ。有名企業ではないか! I君の卒論指導は隣のK教授なので、研究室をお尋ねして、内定もらえたそうでよかったですねと申し上げる。I君の高校時代の先生が、K教授のお弟子なのである。いやはや、狭い世界だ。

  12:30に「高七」へたどりつくと、存外空いていた。日替わり定食と、ハートランドをお願いする。ヒートランドで、ハートランドか? めっぽうかいに旨い。もはやこのお店では、私は「先生」と呼ばれている。大将に、「先生は、何がご専門で?」と尋ねられたので、「鎌倉時代のバカです」とお答えした。バカ田の教授になるより、吉本興業に入った方が、よほど儲かったかもしれん。ともあれ、ハートランドビールを置いている一事からして、ここの大将、端倪すべからざるものがあるぞなもし。なお大女将は、老母より一つ上の申年のお生まれと知る。

 A君相手の特殊演習も、修士論文の提出間際で、無理せんでいいと言うのに、1頁でもと、律儀な御仁である。和泉式部と赤染衛門の優劣論のところだけを読む。

 いつもの半分の時間で切り上がったので、東京駅まで酒を買いに行くことにした。御茶ノ水駅で乗り換え。見上ぐれば聖橋。川面のゆらめきが橋の裏側に映じていた。ここで降りて、かんだや婦゛そばへ行こうかなと、ふと思わんでもなかったのだが…。

 「賀茂金秀」純米吟醸の1升瓶を購入。考えてみれば、そこそこのワイン買うよりずっとお得な気がする。

 いよいよ給料も下がるらしい。ニューヨークの弁護士Oさんご著書を読んでいたら、pp.22-24にううむと思う事例が書いてあった。今の理事会にはアメリカかぶれがおいでだから、こういうlことを考えているのかもしれんぞ。教員組合にお伝えすべきか? 明後日の職場会は、教室会議とかちあって出られない。教授会開催日の昼休みに、職場会開くな!

 拙論文の掲載された、×××研究の第167号が刊行された。抜刷はまだ届かないので、しばしお待ちを。


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