14:00から博論の構想発表会で、研究室のＴさんも発表する。早めに大学へ行き、メトロ駅をあがると、な、なんと、「すゞ金」が営業しているではないか！ ここしばらく、当分休業しますの張り紙が出ていて、心配していたのだが…躊躇なく暖簾をくぐる。
店内は混んでいた。待ち合い席に座り、しばらくしてカウンターに招じられた。麦の汁の小瓶をお願いする。
かなり待たされたけれども、鰻重の大をかきこめば、このお店はたしかに、「早稲田の至宝」と知る。大将に挨拶されて、店を出た。
焼き上がるを じりじり待つも 味のうちぞ すゞ金の鰻 早稲田の至宝 （右往左翁）
さて、構想発表会は発表者４名で、みな、それぞれ、水準以上の内容だった。時間もきっちり。
直帰して、クレソン鍋…というか、家族で、クレソンしゃぶしゃぶを囲む。天然クレソン１束と、豚の三枚肉、それに日本酒一升と、ポン酢があればよい。鍋に日本酒をどばどば入れ、煮立ってきたら、まずはクレソンをちぎって入れて、くたっとなったところで、ポン酢をつけて食す。今度は三枚肉をしゃぶしゃぶにして、やはりポン酢で食す。この繰り返しだが、要諦は、クレソンと豚肉を混ぜこぜにしないことである。原型、ホウレンソウと三枚肉のしゃぶしゃぶを、如上のとおり改変したところ、実に、天然クレソンが妙味を醸し出すので、やみつきになったという仕儀である。騙されたと思って、お試しあれ。
