そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

3月1日(火)年度最後の定例教授会

2016年03月01日 | 公開

  12:15から教室会議、13:00から来年度担当する輪番基礎演習の打ち合わせ、14:00から年度最後の定例教授会である。退職される教授連のご挨拶があって、17:40に終了。我がコースからはN教授が定年退職される。このご挨拶を拝聴するのは、礼儀だと思う。それなりにちゃんとした格好をして(ネクタイは省略)、教授会に出た。

  本年度で定年退職されるのは、昭和20年生まれの教授連である。西洋史のO教授は勤続46年だとか。N教授は大学系属校の教師を2年なされたので、44年だそうである。また、選択定年で早くお罷めになる英文学のM教授は、一緒に助手をやった仲間である。当時の助手の中では、私が最年少だった。専任教員になった人が結構多い。そういう意味でも、そろそろ寿命?だな、との感慨を深くする。

  本当は18:00からなかつよ文学会の常任員会だったが、私は席を外すべき審議事項があったので欠席し、教授会後の教員懇親会、まあ年度の打ち上げに出た。2時間ほど飲み食いして、大いにしゃべって、帰宅する。同居人は明日から関西出張。帰ってきたら入れ変わりに、私が京都へ行くことになっている。

  キャンバスの曙杉は、見られぬ姿とあいなっている。

      会堂の 工事のために 枝剪らる メタセコイヤの 姿凄まじ (露不知)

  シュールな光景であるが、だんだん、何かしらの象徴に思えてきた。 

    見上ぐれば 裸の幹が 雲ひとつ 無き天空を 指さしてゐる  (露不知)


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