会議日。午後、会議が1件。訳あって、一刻も早く終わってもらわなければ困るので、議事には全面的に協力する。1号委員(教授会での選挙で選出された委員)の中からどなたか副委員長を…という議題が最初だったが、私以外の1号委員は皆、ご都合が悪いような発言をなさる。私も、老母の世話があるからと、事前の打診には難色を示したのだが、こうなっては仕方がない。じゃあ、私がいたします…と言ってしまう。こんな調子で、高校の校長職も引き受けたんだったなと、ふと思い出した。しかし、申し訳ないが、教務・事務方、はっきり言って打ち合わせ不足、準備不足だ。いくら新教務発足間もないといっても、こんなぬる~い委員会は、久しぶりである。緊張感を欠くこと甚だしい。結局、学部長がぬるい御仁なのであろう。人徳のないA教授は、あいかわらず、感じの悪いものの言い方をしておいでだった。もう還暦なんだから、考えたほうがいいぞよ。私が言いたかったのは、向こうの受け止め方を考えて…ということである。どうせ二流大学なのにもかかわらず、こういうところは上から目線、いったい何様だと思っているんだろうね。まあ、安売りする必要もないのだけれど。
18:00から出光美術館の水曜講座の講演を依頼されている。委員会が早く終わったので、17:00までに来てと言われていたのが、16:30には到着した。学芸員のBさんにご挨拶し、美術館でご用意いただいたpptに、持参のものを合体させて準備を終える。
講演時間は90分、ぴったりに収めた。ご注文通りの内容を、事前に示した配分で喋ったが、いささか駄洒落が過ぎたか。出光美術館の格調を落としたのではないかと、心配になったが、Bさんはじめ皆さん、おもしろかったと言ってくださった。
終了後、ビルの地下2階の鰻屋にお連れいただき、饗応にあずかる。昼飯を一瞬、「すゞ金」と思ったが、鰻連荘になたなくて、よかった。菊姫の四合瓶を、4人で1本空ける。といっても、飲んだのはほとんど私だったが…。キャベジンという浅漬けが、おもしろかった。キャベツをジンジャー味にした漬物のようだった。こういう洒落は、大好きだな。