関西の、とある古書店街の販売目録が届いた。早速目を通すと、まずは芳艶筆の美麗な錦絵三枚続きに目が止まった。それから、金曜の演習の関連資料、明治、大正、昭和の文献が、まとめて15,000円!ちょうど荊妻が帰宅したので、長唄関係の一括ものをお教えすれば、あら、欲しいわぁとのたまふ。最近は、長唄を研究しておいでだからな。
で、まだ閉店時間前だったので、電話すると、3点とも取れた。関西の目録は、手遅れになることが多いが、今般の獲物は、競争相手は、まずいないだろうという分野である。自分にとってのたからものは、他人も宝とは限らない。これを数寄と申すが、現代風に言えば、オタクに他ならない。