史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

土浦

2009年01月24日 | 茨城県
(土浦城) 
今般、九年振りに茨城県に足を踏み入れ、土浦、かすみがうら市の柏崎、志筑、石岡、行方市の玉造の史跡を回ってきた。九年というと、都会では風景が一変してしまうに十分な時間であるが、ここに来ると時間が止まったかのような錯覚に陥る。短い時間であったが多くの史跡を楽しむことができた。


土浦城櫓門

まずは土浦城から。土浦城は現在、亀城公園として整備されている。亀城公園の南西、土浦一中の構内の一角に、藩校郁文館の正門が移築されている。


藩校郁文館正門

土浦藩の藩校郁文館は、寛政十一年(1799)七代藩主土屋英直のとき城内に開設されたものであるが、天保十年(1839)十代藩主土屋寅直が現在地に移設した。郁文館は、文館と武館に分かれていたため、文武館とも呼ばれ、有名な藤森弘安や剣客島田虎之助らが指導に当たった。

(善應寺)


善應寺

善應寺には、藩校郁文館で教鞭をとった木原老谷の墓もある。


荷亭木原府君之墓(老谷の墓)
手前は夫人の墓

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