史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

松戸 Ⅴ

2021年05月08日 | 千葉県

(戸定邸 つづき)

 

戸定歴史館

 

 大河ドラマ「青天を衝け」で草彅剛演じる徳川慶喜が話題になっている。慶喜人気にあやかったわけではないだろうが、松戸の戸定歴史館で「特別展 プリンス・トクガワー新時代への布石」が開催されているので、緊急事態宣言が発出される前に見ておくことにした。

 展示されているのは、斉昭、慶喜や昭武らの書や書簡、写真など。珍しいところでは、斉昭の手になる楽茶碗や子供に贈った猿の絵などが目を引いた。また、昭武に従って渋沢栄一が初めて海外に渡ったパリ万博関係の史料も興味深かった。数は多くないが、安島帯刀(信立)、大場一真斎、松平昭訓(慶喜の弟であり昭武の兄、斉昭十四男)、山高信離といったあまり光を当てられることのない人物に関する展示も嬉しい。個人的にはもっと見たかった(展示がやや少なかった)という気もしたが、入館料百五十円(戸定邸との共通入館料は三百二十円)を考えれば非常に充実したものといえよう。

 

戸定邸庭園

 

緊急事態宣言発出とともにステイ・ホームの日々が続いている。史跡探訪を再開できるのも何時になることやら、さっぱり先が見えない。当面、投稿はお休みとなります。

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