夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

津軽弁は面白い

2008-02-10 12:36:36 | つれづれなるままに
 津軽弁で面白い光景はたくさんある。私の近所の雑貨店の玄関先のガラス窓に、一枚の貼り紙がありました。「タクスあります」タクスってなんだろう?と思っていると、あれは「タクシーに連絡できる」のいい間違えであることが判明した。そこでこの間違いに気付いた近所のヤッパハマリ(お節介)が「あれはタクスでなく、タクシーだね」と店のおばさんに告げた。するとその翌日その紙は書き換えられていた。「タクスの文字に二重線が引かれ、その上に「タクスー」と書き直されていたのだった。タクスの上にはご丁寧に・・・と注意点が打たれていた。
 もう一つは最近のわが施設での出来事。理事長が覚えたてのパソコンで、2月の行事予定表にご自分の行動日程を書き込んだのだ。それを見ている職員が「ぷっ!」と笑ったので、どうした?と聞くと、その行事予定表を指さす。見てみると「人事ヘアリング」と書かれてあった。これは津軽弁が「ヒ」を「へ」に発音する習慣があるからである。これに似た有名なお話をひとつ。テレビ番組にかつてあった「アップダウンクイズ」に出演した津軽人。司会者が「体の部位でへのつく部位がありますが、さてそれはどこでしょう?」するとこれを聞いた津軽人、ポーンと回答ボタンを思いっきり叩いて胸を張っていました。司会者が津軽人に回答を促すと、自信たっぷりに「へじゃかぶ!(膝かぶ)」と大声で回答。すると司会者が「残念でした」・・・。津軽人のあと一つでトップに行けたところから、椅子が下がって行きます。がっかりしながら津軽人が、「間違えたじゃ!へじゃかぶ(膝かぶ)だべ!」とつぶやいて、これがまた放送された津軽では大笑いでした。
 津軽弁愛すべし!!

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10 コメント

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津軽弁 (りんご)
2008-02-10 15:52:01
初めて津軽弁を耳にしたときは
外国語かと思いました。
でも津軽で暮らしているうちに
とても温かみと味わいのある
言葉だと五感で感じました。
津軽弁バンザイ!
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りんごさんへ (なりたはるみ)
2008-02-10 16:58:12
 方言で難しいのは、耳慣れないことですよね。何を言っているのかわからない不安感。ようやく理解できるようになっても、今度は津軽弁の発音ができない。でもそういう時間があって初めて津軽の人々の生活や文化が見えてくる。人柄もわかってくる。方言がその時初めていとおしくなるのでしょうね。
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Unknown (すずきゆきお)
2008-02-10 19:04:46
読んでいて思わず笑ってしまいました。
でも何だか温もりがある言葉ですね。
10月には津軽弁を聞けるのかと思うと楽しみです。
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こわかった (ふんわり)
2008-02-10 20:54:46
隣の県なのに、津軽弁を初めて聞いたときは、怒られたのかな!と想いました。同じ東北でも、私の出身は盛岡なのでズーズー弁と京都の商人が持ち込んだ言葉が混じった南部弁、伊達藩のだっちゃ言葉(~だっちゃ)、日本海側は比較的秋田県も津軽弁に近いものがありますね。



本州は昔の藩政で分かれた土地で、言葉が違っています。境目に住んでいる人達は微妙に混じり合っていますが…。



苗字もその県内に一族が土着して住んでいるので、ある程度聞いたら、出身地がわかる場合があります。津軽地方なら、成田もそうですが、工藤・三上・奈良・奈良岡・鳴海・菊池などが多いと思います。顔も、その土地に住んでいる共通の雰囲気がありますよね。



私が津軽弁の面白さを知ったのは、いなかっぺいさんのコンサートに行ってからです。
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すずきゆきおさんへ (なりたはるみ)
2008-02-10 22:34:41
 津軽在住30年の私でも、未だにおかしくて笑うことがたくさんあります。津軽は言葉でも魅力多い場所だと思います。
 たとえば「車を運転する」は「車を引(ふ)っ張る」「ゴミを捨てる」は「ゴミを投げる」「10円玉」は「10円ダラ」
「食べてください」は「け」(食え)で、「うまい」は「め」、「おふろ」は「湯っこ」、「お金」は「じぇんこ」(銭コ」、「靴」は「けり」、「前掛け」は「めんだり」、「台所」は「メンジャ」「片づける」は「とろける」などまだまだたくさんありますよ。名詞のあとには必ず「コ」がつきます。
「猫」は「猫っこ」「猫の子」は「猫っこの子っこ」面白いでしょ!?
 
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ふんわりさんへ ()
2008-02-10 22:44:46
 そうですよね!津軽弁はなんだか説教でもされているような時がありました。同じ津軽弁でも男性の使う言葉と女性の言葉の違いや、敬語の使い方など奥深いものがあります。
 「言葉の砦」を感じるときですね。敵(スパイ」が入り込んだときなどは、きっとすぐにこいつはよそ者だとわかるのも言葉ですね。
 ぼくは辞書を作りましたし、津軽弁講座にも何度も通いました。
 ふんわりさんへ問題です。さてこの津軽弁はなんでしょう?
 「だんぶり」は「とんぼ」では「とらぼ」は何?
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自信はないですが… (ふんわり)
2008-02-11 14:34:29
「とらぼ」ですよね!聞いたような気がするんですが……さだかではありませんが……「バッタ」だったような気がするのですが……自信がありません。





学生時代(もうすぐで30年前になります)、初めて一番わからない津軽の言葉に出くわしたのは、「けやぐ」でした。駅前のイトーヨーカドーの近くに看板があったと思うのですが「けやぐ食堂」?だったか、「けやぐ弁当」?だったか忘れましたが、「けやぐ」の意味がわからなく、一人で勝手に思い込みで、「かやく(五目ご飯とか味付けご飯など)ご飯」の専門店だと思っていました。でも、しっくりこないので、友達に聞いたらまさしく「ともだち」という意味だと知り、びっくりしました。



高木恭三は津軽弁、一戸賢三は南部弁で方言詩を書いていますが、どちらも好きです。
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ふんわりさんへ (なりたはるみ)
2008-02-11 15:31:31
「とらぼ」正解は「ばった」です。
 おめでとうございます!!
 「けやぐ」だの「けらぐ」だのと似たことばが多いですね。
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津軽人の伝説その2 (あらた)
2008-02-12 14:26:10
「体の部位でへのつく部位がありますが、さてそれはどこでしょう?」

ピンポーン!
「○○さん、回答をどうぞ!」
「へ…、へ…、へなが!!!(背中)」

個人的には「グ~ッ!」なのですが、残念!
体の部位名は、面白いですねぇ。。。

「津軽弁の日」は、毎年楽しみにしています。


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あらたさんへ (なりたはるみ)
2008-02-12 15:25:54
「津軽弁の日」は本当にいつも新鮮な笑いがありますね。あらたな発見でしょうか・・・。
 津軽の人の生活上の辛さも、この独特のユーモアを活かして生活の中で笑いに変えていますね。ガハハ・・・と笑える愉快さがたまらないです。津軽に住んで30年でも、いつも汗をかき続けています。
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