夢発電所

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栗畑の草刈り

2010-09-07 07:02:41 | マロン農場
9月6日(月)
 昨日も32℃の最高気温をマークした弘前は、日差しがとても強い。
 栗畑の草刈りが遅れていたので、この日は草刈りをすることにした。昨日所有者のAさんから敬老会終了後に、打ち上げ会の席上声をかけられたのがこの日も頭の中にある。Aさんの近所で「アメリカシロヒトリ」が大発生したという。2,3日前には見回りをしてなんともなかったのだが、そういう声を聞くと薬も掛けずにいるので、急に不安が増した。スタッフに依頼して、塔乗用の草刈り器を搬送してもらった。
 隣のリンゴ畑のおじさんたちは津軽という品種だろうかリンゴのもぎ取りを始めていた。そしてリンゴ畑はとてもきれいに草刈りをしていた。我がほうの草の丈はもはや30センチほどになっていた。ゴーカートのように登場して運転しながら草を刈るのだが、頭のどこかでは本当は栗の木の根が張る畑の中をこんなに重たい機械が走り回ったら、きっとだめだと無農薬リンゴ農家の木村さんなら言うだろうなと思いつつも使わざるを得ない。やっぱり規模拡大というのはこういう効率的な手段に移っていこうという安易さが付きまとうのだ。
 5000平米の畑の草刈りをするのには、1週間もかかってしまうだろう。
 幸いなことに、草刈りをしながら栗の木を眺めていると、今のところ虫の大発生はないらしい。栗の林の中は、お日様の日差しが届かないためか、結構涼しいのに気づく。
 全部が栗畑かと思えば、良く観察していると栗畑の中に前の持ち主の想いの変遷が感じられることがある。
 それは縦横に均等間隔で飢えられた栗の木であるし、中には梅の木や柿の木、クルミの木そして孟宗竹の場所もある。岩木地区はほとんどの農家の作付けしている果物は、リンゴである。栗やサクランボ、ブルーベリー、シュガープラム、スチューベン、カシスなども作付けしている農家も最近は見られる。
 減反という国の政策がある限り、米以外の何かを作付けする以外ないのだろう。りんご農家も近年の温暖化の影響を受け始めているし、今年は特に暑すぎてリンゴに色がつかないのだという。そして何よりも東北の果物は、寒暖差というものが秋口にあるから甘みが増すものらしい。今年のこの連続的な暑さは最終的に、どのような結果をもたらすことになるのだろう。今まで誰も体験したことのない、異常気象のような気がしている。

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2 コメント

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山里 (りんご)
2010-09-07 21:21:03
栗、アケビ、リスが木から木へ移る様子。
そして秋は落ち穂拾いetc…。
皆とてもなつかしいです。

母の病気が原因だったとは言え
私は山里で育ったことをとても
幸せに思ってます。

今日の写真の光景は小さい頃
何回も出会い歓声をあげました。
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りんごさんへ (なりたはるみ)
2010-09-08 06:40:55
 岩木山はちょうど今「お山参詣」です。きょう8日は旧暦の8月1日で、ついたち山です。五穀豊穣・家内安全を祈って津軽一円の農家が黄色く実った稲穂を見ながら岩木山神社、そして岩木山を目指します。
 津軽は例年よりも早く稲刈りが始まりました。昨日の夜から、びしっとした冷気が感じられます。秋がやっと訪れたのでしょうか・・・?
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