東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

超高齢社会といわれるけれど・・・

2014年03月04日 | インポート

総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率という。世界保健機構(WHO)や国連の定義によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」という。日本は1970年に高齢化社会になり、1994年に高齢社会になり、2007年には21.5%となり、超高齢社会に入った。最新データである『平成25年版 高齢社会白書』によると、2012年10月時点の高齢化率は24.1%(前年23.3%)で、今後も日本の高齢化率は上昇傾向が続くとみられ、世界に注目されている。
高齢者人口は今後、「団塊の世代」が65歳以上となる2015年には3,395万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる2025年には3,657万人に達すると見込まれている。その後も高齢者人口は増加を続け、2042年に3,878万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されている。総人口が減少するなかで高齢者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、2013年には高齢化率が25.1%で4人に1人となり、2035年に33.4%で3人に1人となる。2042年以降は高齢者人口が減少に転じても高齢化率は上昇を続け、2060年には39.9%に達して、国民の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者となる社会が到来すると推計されている。総人口に占める75歳以上人口の割合も上昇を続け、いわゆる「団塊ジュニア」(1971~1974年に生まれた人)が75歳以上となった後に、2060年には26.9%となり、4人に1人が75歳以上の高齢者となると推計されている。

Dsc_5639 さて、見渡してみると、たしかに65歳以上の人が増えてはいるのだが、わたしの回りの65歳以上のみなさんはすこぶるお元気だ。仕事を離れた開放感もあり、みなさん趣味や旅行を楽しみ、積極的に社会にコンタクトを続けている。70歳を超えた方たちだってお元気だ。
昨年暮れのポール・マッカートニーから始まって、先月はエリック・クラプトン、今月はローリング・ストーンズ、そして来月にはボブ・ディランと、往年のロック小僧たちをワクワクさせるミュージシャンの来日コンサートが続いている。すでにポール・マッカートニーとエリック・クラプトンのコンサートには行ってきたのだが、2時間~2時間30分をまさにパワフルなコンサートで観客を楽しませていた。私が中学校時代に夢中になったこのミュージシャンたちは、みんなすでに70歳を超えているのだが、素晴らしいステージをやりつづけている。「衰えを知らない」とまでは言わないが、このオーバー70のおっちゃんたちはなによりカッコ良いのだ。

超高齢社会の課題は山積し、ますますその山は高くなっていくわけだが、悲観的にばかりならなくてもいいのかな。


女性部大会

2014年03月03日 | インポート

Photo 女性部大会に出席した。代議員の皆さんの熱のこもった発言を聞くことで、パワハラ、土曜授業の増加や超勤、学力テストの弊害など、各地区で起きている様々な問題を知ることができた。今年の大会には、今までの学校の同僚が何人か参加していた。特に産育休が明けて7年半ぶりに職場復帰を果たした元同僚が、元気に発言するのを聞いて、とてもうれしく、元気をもらえた。また、自分が新規採用だった年の、同じ地区の同期が5人も参加しているのに気づき、大会が終わってから声をかけた。あれから30年もたち、今までほとんど顔を合わせたことが無かった人もいたが、「○○小だった?」「○○さん覚えてる?」などと話ができて懐かしかった。採用されて3年ぐらいは組合にも入らず、狭い世界で子どものことしか考えていなかった。今は仲間や組合の大切さも知り、その頃の同期が組合の仲間として同じ場にいることに喜びを感じている自分が何だか不思議だった。大会では、若い仲間の「組合に入って初めて先輩の闘いを知った。それを若い人に伝える勇気のある人になりたい。」との発言もあった。彼女が30年後に同期の仲間と共に組合活動ができるように、もっと若い仲間を増やしたいと改めて思った。(Weekly東京教組プラザより)
(白梅・春日野)