東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

驚くべき教員の勤務実態

2014年01月27日 | インポート

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 東京教組青年部が行ったアンケートに、100人以上の若手の教職員が答えてくれた。
 アンケートは、勤務時間、研修、パワハラ、困っていること・不安や疑問、知りたいことなど多岐にわたるが、その中で驚くべき長時間労働の実態が明らかになっている。
 平均勤務時間は、12時間30%が最も多く、続いて11時間20%、13時間と10時間が16%となっている。
 労働安全衛生法に基づき面接指導が必要な超過勤務月80時間(毎日12時間以上の勤務時間)以上の人が57%。医師による面接指導が義務付けられている100時間以上の人が27%もいる実態が判明した。過労死ラインとして設定されているのが月80時間の残業だ。半数以上の人が、過労死の危険と隣り合わせで働いている現状であることがわかる。
 これは、2007年の文科省の勤務実態調査より悪化している。2007年の調査において、中学校では、夏季休業期の8月分を除くと平均で1日11時間2分の勤務で、2時間13分の残業(超過勤務月約43時間)、小学校教員は、平均10時間30分の勤務で1時間40分(同、月約37時間)の残業との結果が出ていた。
 年を追うごとに忙しいと肌で感じていたことが、アンケートによってリアルな数字として突きつけられた感じだ。青年部は、教育委員会に是正を求めていく。
ロウバイ