東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

ニッポンの復活のためのオリンピック?

2013年01月11日 | インポート
Dpp_0132 1936年のベルリンオリンピックは、ナチスドイツの国威発揚の場に利用された。1940年(昭和15年)の東京オリンピックは、日中戦争が拡大し38年に日本政府が中止を決定し、次点のヘルシンキも第二次世界大戦の勃発により中止になった。オリンピックが「平和の祭典」と言われるように、その前提は「平和」であり、世界の友好であることはいうまでもない。下の引用は、2020年の東京オリンピック招致委員会のメッセージだが、なんか違うんじゃないかと感じませんか?
 このイライラした物言い、なんでもかんでも東京オリンピックへ、反対するものは「非国民」みたいな雰囲気は、招致に賛成していた人々まで、どん引きさせる威力がある。

東京のためだけではなく、私たちのニッポンのために。
ニッポンの復活のためのオリンピック・パラリンピックを、東京に。
オリンピック・パラリンピックは夢をくれる。
そして力をくれる。
経済に力をくれる。
仕事をつくる。
それが未来をつくる。
そして世界の意識をニッポンにつれてきてくれる。
今、それがニッポンには必要だ。
2020年までにあらゆるジャンルのニッポンを復活させるために。
日本人みんながひとつの夢をもつ。
そのことをためらう理由はどこにもありません。
ニッポン心の復活を
スポーツの力で。
私たちはいつから目的をもつことがヘタになったんだろう。
私たちはいつから勝たなくてもいいと
斜に構えて挑戦することから逃げるようになったんだろう。
私たちはいつから経済大国という言葉に甘えて
情熱を特別なものにしてしまったんだろう。
たくさんの困難にあった今、
復興と戦う今、
私たちは未来とも戦わなければいけない。

           (ダリアとミツバチ)