昨日のブログで戦争放棄をうたった憲法九条を「戦争が生んだ真珠」と形容したベアテ・シロタ・ゴードンさんを紹介した。
アフガニスタンで現地の人々と水路を開き農地を開拓している医師、中村哲さんは、憲法九条についてこう語っている。
憲法九条は、武力より強しということではないだろうか
(2013年元旦の夜明けを待つ人々)
アフガニスタンで現地の人々と水路を開き農地を開拓している医師、中村哲さんは、憲法九条についてこう語っている。
実は、20年前に初めて現地アフガニスタンに行くまでは、憲法に対して、ばくぜんと「守らねばならぬもの」と感じていただけでした。ですが、現地では、その後ずっと、我が身の方が「憲法9条」に実際に守られてきたことを肌身に感じています
つまり、実際に、戦争をしない国・日本の人間である、日本人である、ということに守られて仕事ができた、ということが数限りなくあったのです
戦争もつきつめれば、外交手段の一つです。9条の主旨はつまり、武力による外交手段を放棄する、というものですね。ということは、武力に頼らない外交手段を、あらゆる手を尽くして模索する、という宣言でもあるのです。それをきちんと果たしてきただろうか。それがまず、大きな疑問ですね
憲法九条は、武力より強しということではないだろうか
(2013年元旦の夜明けを待つ人々)