東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

学校をキュークツにする「指導教諭」導入

2012年11月14日 | インポート
Kif_0699 東京都教育委員会は、「教員全体の学習指導力と意欲等の向上を図り、切磋琢磨し合う体制作りの核」となる「指導教諭」を導入する提案をした。
 どんな仕事をするかといえば、①校内OJT ②模範授業 ③公開授業 ④教員の個別相談 ⑤授業支援(各学校の求めに応じて授業を観察し、指導・助言を行う) ⑥教科指導資料開発だ。その活用方法は、模範授業・研究協議会等を通じて、他校の教科代表者に教科等の指導技術を普及させる。その教科代表者は、所属校において模範授業等で学んだ指導技術を校内OJT等で同一教科の他の教員に広めていくというものだ。
 小規模校が多く多忙な学校現場から考えると、「指導力向上」を新たな職と学校組織いじりで、とりつくろう机上の空論と言わざるを得ない。新たに「指導教諭」と「教科代表者」を学校に作ることで、学校が役職だらけになり、より窮屈になりそうだ。
            (紅葉の北八ヶ岳、白駒池)