東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

ツッパリの卒業

2012年05月23日 | インポート
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 東京高齢・退職者団体連合(連合東京の退職者団体)のニュース「ひとこと」欄に、東京教組の先輩、柴田廸春さんの著書「起き上がり小法師ーツッパリの卒業」(発行:クリエイティブ21)のことが掲載された。一部を引用する。
 「教室からハミ出し“反社会的”とさえレッテルを貼られた生徒を見捨てる事なく、正面から向き合った教師の物語である。ツッパリをかばい、卒業生代表まで押し上げたクラスの仲間も居た。彼らはその後、さまざまな経験を積みながら、仕事を持ち、家庭を持って立派に一人前の社会人になって行く。
 これは、教育とは何か、エライ人が上から目線で教えをたれることではなく、相手からも”学ぶ”ことを通じて人間形成をはかっていくことではないかと考えさせられる。
 全国には、こういう努力を日々続ける教師が何人もいるのではないか。少しばかり票を集めたからといって思い上がり、教育を自分の考え通りにするとか、君が代を歌わない教師を追放するとか言っているどこかの知事は何もわかってないのだ。」
                             (ヒメジョオン)