東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

「祝」でなく「怒」がふさわしいオキナワの現実

2012年05月15日 | インポート

Hana 梅雨の合間の晴れは雨よりありがたいが、時折照りつける太陽はさすがに強い。ここは沖縄県宜野湾市。ごく普通の市街地の向こうには「世界一危険な基地」である普天間飛行場があるのだ。沖縄国際大学の横を通る。今も残る焼け焦げた木が、米軍ヘリコプターの墜落現場だということを見せつけている。
Okinawa 4日前の11日に始まった沖縄平和行進は、県内外合わせて、延べ6千人が参加した。最終日の13日は、普天間飛行場を取り囲む約8キロメートルを歩き、宜野湾野外劇場で県民大会が行われた。
 今年は、沖縄県の施政権が日本政府に返還されて40年の節目にあたる。しかし平和憲法のある本土に復帰すれば、基地のない暮らしができるという沖縄の人々の願いは実現することなく、40年が過ぎたのだ。

 「沖縄は未だに憲法番外地だ」という怒りの声を伝えていく責任があることを、県民大会3千人の拳が私に迫っていた。

                                        (アリアケカズラ・沖縄首里)