イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

釜石・甲子川へ

2006年04月01日 | 釣り師の独り言
エイプリルフールの1日、今年初めて釜石市の甲子川へ行って来た。
釜石は港町だが、この川に沿って山から海まで細長く伸びている。
いわば町の中を流れる川で、スーパーや役所の裏で釣りをすることになる。
この日の僕のポイントは、フライマンには知られた某高校裏のポイントだった。

あいにく餌釣りの先行者がいたので、そっと眺めていたが・・・
にわかにライズが始まったので、たまらず「フライなんですが、
下流にお邪魔しても良いですか?」と遠慮がちにたずねたところ、
「もう上流に上がるのでどうぞ」と快く場所を譲ってくれた。
やっぱり基本は礼儀作法だと実感する。

この日も相変わらず風は強く、なかなか思うに任せないつりになったが、
どうにかこうにかヒカリ交じりで良形のヤマメなども飛び出した。
この日のパイロット・フライは、#16ソラックスダン(茶)。
ダークな色のソラックスが当たり始める頃になった。

背後に人の気配を感じて振り返ると、釣りクラ倶楽部のメンバーが
笑顔で僕の釣りを眺めていた。
聞けば、この強風の中でヒカリのポイントを探しながら、気仙川から盛川、
そして甲子川へ流れてきたという。
どうもどこの川もヒカリの出がイマイチらしい。
下流に向かうという彼らに手を振り、その後も風の中で悪戦苦闘したが、
風もやみそうにないので、2時半には竿を納めた。

その後、遠野経由で自宅に帰り、新聞を広げて見たら・・・
「釜石・甲子川でヒカリ好調」という見出しの記事が載っていた。
「なにおぉ~!どこが好調なんだぁ~?!」
よくよく記事を読んでみると・・・かなり下流のポイントらしい。

・・・・参りました。