イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

やっぱり山女魚は塩焼き

2006年06月13日 | 釣り師の独り言
日曜日に和賀川水系の支流・夏油川で大型ヤマメを狙おうと勇んで出掛けた。
ところが、一昨日の雨と入畑ダムから雪代水の放水でのここも大増水で、
逃げ場を失ってしまった。
尻平川も鈴鴨川もおそらく増水だろうと思ったが、
とりあえず川を覗きにだけ行ってみようと北に向かった。
5月のバリバスカップの時も鈴鴨川に入ったが、小型ばかりでがっかりした事を思い出した。しかし、川に着いてみると・・・水量は申し分ない。
ダメモトでとりあえず橋の袂から入ってみた。
案の定、ヤマメは釣れるが・・・小型ばかりだ。
いつものように堰堤まで釣りのぼり、そろそろ上がろうか・・・としたが、
どうもその堰堤の上が気になった。
護岸工事中で、きっと釣りにはならないだろうと思ったが、
どうも川の流れにまでは工事が入っていないようだ。

やや流れの速い浅瀬に#16ソラックスダンを流すと・・・
中型のヤマメがゆっくりとフライを追いながら、ムックリと振り向き様にフライを咥えた。久々に見るヤマメの追い方だった。
しばしのやり取りの後、そのヤマメは鹿角の手網に納まった。

リリースしようか・・・と迷ったが、久々に塩焼きにしようと決め、万渓巌氏から貰った郡上魚籠に納めた。こうなると一尾では格好が付かない。
一転して漁師の釣りになるのがいつものパターンだ。
葦際や石裏、落ち込みの際を丹念に探るながら釣るが、小型ばかり・・・。
どんどんと上流に釣り上がり、ようやく3尾の型を揃えたところで振り返ると、ずいぶん上流まで上ってきたようだ。
改めて辺りを見回すと・・・広葉樹の森の中を透明な流れが木漏れ日に輝いている。
鈴鴨川もこのあたりまで来ると、素敵な表情を見せるものだ。
ちょっと見直した。
我に返って時計を見ると・・・なんと4時間も釣り上ったようだ。
林道に出て車を止めた橋まで、なんと20分も歩いた。
久しぶりに集中して釣りをしたような気がした。

その夜は、このヤマメをじっくりと塩焼きにして、酒の肴にした。
(少々焼きすぎたようだが・・・)
下拵えで表面のぬめりを塩でもみとったので、生臭さもなく美味しく頂いた。
やっぱりヤマメの塩焼きは、美味い。
たまには、キャッチ&ストマックも許されるだろう。

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