イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

ブログ再開します。

2012年12月12日 | 被災地から
9月の盗難事件から、なんだかんだと様々な問題課題が発生し、
少々病んでいた。
そんな諸々の事柄がようやく一段落し、さてこれからだな…と
気がつけば12月も10日を過ぎていた。

更新が滞っているにもかかわらず、アクセスして頂いた方々に
心からお詫び申し上げます。

一段落ついた事柄のひとつに、
FM岩手のラジオ番組「焚き火の時間」の番組存廃があった。
番組を支持してくれるディープなリスナーさんや
番組提供を継続してくれる頼もしくありがちスポンサー様もあるのだが、
あと数社の提供が集まらず、一旦12月で放送休止となった。

写真は、11月25日に放送した番組のゲスト、
大槌町のNPO法人吉里吉里国の理事長・芳賀正彦さん。
彼らは、津波で被災したその日から瓦礫を集め、
避難所で焚き火を炊いて生き延びてきたそうだ。
その後、瓦礫を「復活の薪」として全国に販売したことは
様々なメディアで報道されてきた。

その後、瓦礫撤去が一段落し、昨年の秋から彼らは
手付かずの森林に入り、森林整備を続けている。
下草刈から間伐作業を毎日繰り返し、
切り倒した木は一切の無駄なく利用するという。

建築材に使えない枝などは、彼の後ろに積まれているように
「復活の薪 第二弾」として販売されている。

彼の話を収録しながら、僕は思わずもらい泣きをした。
彼が今こうしてあるのは、あの日の焚き火のお陰だという。

番組は12月で一旦休止するが、
また近いうちに焚き火をおこすと決めている。
皆さんの力を貸してください。
お願いします。

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