イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

初めて息子と二人でFF

2009年08月02日 | 釣り師の独り言
土曜日は、朝からお盆に備えて家族で墓掃除に行った。
我が家の墓地は、普通の方々のようにお寺の隣ではなく、その昔
から山の中にあり、掃除といっても草刈やら枝打ちやらの作業が
中心で、ちょっとした肉体労働だ。
ジジ&ババと次男と4人で軽く2時間の作業。
息子と二人、汗だくで草刈機で刈りまくった。

その後、昼食の後に次男に軽く「釣りに行くか?」と聞くと、
「ウン、行く!」と即答。
てなわけで、午後1時半出発で初めて息子と二人で釣りに行く事に
なった。記念すべき日なので、迷わず気仙川に向かった。
いろんな意味で息子にも気仙川を知って欲しかったし、なにより
この地に生れ育った釣り師なら修行の川は気仙川だろう。

しかし、連日の雨の影響で支流も本流も増水で、かなり難しい状況
だった。とても釣りにならないか・・・と思ったが、上流をのぞいたら
普段は水のない浅瀬が良い塩梅にトロ場になっていた。
そこで、息子に竿を持たせて、岩魚を狙った。
キャストをさせてみると、以前一緒に川を歩いた時より数段上手く
なっていた。ちょっと驚いた。
しかし、キャストは上手くなっても釣り上げた経験が少ないせいで、
最初のヒットをあわせ切れでばらしてしまった。

そりゃ切れるさ。だって・・・・思いっきり竿をあおるもんだから、
バチっと凄い音を立ててティペットが切れた。
「ラインを張る程度で魚は釣れる」と何度も言い聞かせ、ようやく
理解したようで、次の何投目かで岩魚が出た。
慌てながらもなんとか手網に魚を収めてみると20cmオーバー。
まぁまぁのサイズだ。

しかし、その後が続かない。
時計を見ると午後4時。そこで、思い切って川を替えてイブニングを
二人で釣ろうと考えた。
遠野のライズポイントに着いたのが午後5時。
まだライズははじまっていなかったが、息子は集中して丁寧にフライ
を流し、ブラインドでそこそこサイズの岩魚を上げた。

午後6時を過ぎたあたりからポツポツとライズがはじまり、僕は中型
の山女魚を3尾上げ、後は息子に任せた。
ライズはあるもののどうにもフライに出ない様子なので、僕が巻いた
フライに交換させてキャストすると・・・一発で魚が飛び出した。
がしかし・・・・あまりにも突然だったのか、合わせが遅ればらした。
そんなことを繰り返しながらも、なんとか3尾の岩魚を釣り、
もうフライが見えないほど暗くなったあたりで竿を納めた。

帰りの車中で、「あんな時はどうすればいい?」とか
「あのライズには、どの辺にフライを落とせばいい?」など、
二人の会話がだんだんと本格的なフライフィッシングの話になって
きた。なんだか、とても幸せな気分になった。

今月は二人の休みが合わないようなので、次回の釣りは九月になっ
てからになりそうだが、それはそれで楽しみだ。