toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「クワトロ・フォルマッジ」 青柳碧人

2023年03月10日 | 読書日記
今まで読んだ青柳碧人の中では一番良かった。

何か有りそうな人ばかりが働いているピッツェリア。
そこで起こった殺人事件・・・、これってミステリだったの?

各登場人物の視点で物語が繰り返し語られるから、そこには嘘が書かれていないという前提で読んでいれば犯人は何となくわかってしまう。
伏線も分かり易くて展開も読めてしまうけれど、それぞれのキャラ設定が上手いので最後まで楽しめる。

終章はもうちょっと工夫して欲しかった。
そこまで良かったのにちょっと残念。






2023.2.28
光文社
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「神無島のウラ」 あさのあつこ

2023年03月09日 | 読書日記
故郷の離島に教師として戻ってきた男の物語。

いきなり教師仲間と生徒達が一度に登場するので、これは覚えきれないと思って一覧表を作成してから読み進めたけれど、そんな必要は無かったかも。
これから読む人は女子生徒だけ押さえておけば大丈夫・・・。

過去の記憶や幻覚と現実が混在して読みにくい箇所が頻出してちょっとイライラするけれど、物語は最後までおもろく読める。

なんか最後が中途半端な感じだけど、続編があるのかな?




2023.3.1
小学館
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「君が残した贈りもの」 藤本ひとみ

2023年03月07日 | 読書日記
読みだしたら「数学者の夏」と同じ登場人物。
調べてみたらシリーズ物らしい。

ストーリは面白いんだけど、納得できないところも多い。
シリーズの設定がどうなっているのか分からないけれど、黒木をはじめ昔の仲間達が無償の協力をするのは何故?
そして気持ちを無理やり数学や物理法則に関連付けるけれど、ちょっとズレていたり明らかに間違ったり。
読んでいて面白くないし、辞めた方が良い。

今まで読んだ藤本ひとみの中では一番良かったけれど、この作者はちょっと合わないかも・・。

ところで栗林をはじめて公園に呼び出すのにメールを送ったのに、公園で会ってアドレス交換するって。。。





2023.2.10
講談社
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「クローゼットファイル」 川瀬七緒

2023年03月05日 | 読書日記
「ヴィンテージガール」に続く、仕立屋探偵桐ヶ谷京介シリーズ第2弾。
前作とは違い6つの連作短編集という構成。
前作は特殊な設定を説明する必要から長くならざるを得なかったのかもしれないけれど。

玉石混淆と言った感じで、設定が生かし切れていないものも有ったけれど、つまらないものは無かった。
このシリーズが続くようなら読んでいきたい。






2022.7.25
KODANSHA
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「ヴィンテージガール」 川瀬七緒

2023年03月04日 | 読書日記
この作者の物語の登場人物はみんなキャラ設定が上手い。
ストーリはイマイチだけど・・・。

この小説では、水森小春が「スリーサム」の上園一花をちょっと連想させるけど、良いアクセントになっている。

磯山は何故人形とスケッチブックを盗んだんだろう?
何もしなければ発覚することは無かったのに・・・。






2021.2.17
講談社
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「スノウ・エンジェル」 河合莞爾

2023年03月02日 | 読書日記
流石河合莞爾は面白い・・と思いながら読み進めて行ったけれど、最後の展開はどんでん返しに次ぐどんでん返しでちょっと凝り過ぎ。
しかも最後の最後にファンタジーになるって・・・。

最後に伊佐が現れた理由も、彼の正体も謎のまま。
ここもファンタジーの世界なの?
それとも総理と話してた男が伊佐??

命懸けの仕事の報酬が立ったの200万円と言うのは安すぎだと思うし、「脈拍数の現象」は変換及び校正ミス!






2017.6.20
祥伝社
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