創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

出張時に動向調査

2017-10-09 04:23:37 | Weblog

 おはようございます。

 昨日の記事は本当のことでも、本には書けない特異点の話、社員時代には社外には言えませんでした。私のブログはドキュメンタリータッチ。一方、本は綺麗ごと。大学の教科書でした。今までの数回のブログの記事も今日の記事も読んで頂ければありがたいものです。

『1)商品企画自身がユーザーを訪問しニーズを調査する。

 2)計画段階の新規商品のニーズは、営業チャネルと対象市場と隣接市場のユーザーの要求を統合して、定義する。

 3)計画段階の新規商品のニーズは、後継商品に大いに役立つユーザーアンケート調査からはあまり把握できない。

 4)計画段階の新規商品のニーズを定量的に評価しても、あまり意味がない。不確実性が大きいからである。

 5)ニーズに合致する機能がユーザーにもたらす時間効率から定性的に商品を評価する。多くの場合、新規商品は専門家や好き者を相手にするからである。

 6)ニーズ調査の基本ツールは、ユーザーニーズを具現化した新規商品のイメージの絵と、ユーザーがそれを使うアプリケーションの絵である。したがって2種類の絵を書くことになる。初期のヒアリングの絵は稚拙で構わない。面談のたびに改善していけばよい。』

 事業部長が毎週、ユーザー要望を調査をしてくれました。私はユーザー調査はせず、先端動向を勝手に調査。電子協や電子機械工業会や事務機工業会や輸出組合の委員として、月2回ほど東京タワーの前に出張していました。その機会に研究や開発の動向は十分に調べられました。

 奈良から朝一で出発、昼一番から東京タワーで会議、3時ごろに終わるのが恒例。このビルの、地下1階から5階まで色々な財団や社団法人があり、幾つか訪問。近くのビルには事務機械工業会。徳川家の末裔が理事長さん。徳川家の今も教えてもらいました。

 時々靖国神社近くの電波新聞ビルに行き、雑誌オームの編集長と情報交換。記事も書いたことがありました。このビルに富士通傘下の図書館があり、経営情報学会員会長や先生が調べに来ていました。遊びも凄い人でした。東京出張の折りに両方訪問しました。

 図書館の担当者は2名。彼らは変わり者、以前から仲良しでした。退職後も頻繁に行きました。富士通や業界の動向は自然と学べました。私はアメリカの学会誌の記事を紹介しました。彼らはアメリカの本や雑誌を翻訳し、富士通の偉い人に送るのも仕事。その訳を頂けました。

 UNIXやAIの研究開発動向も調査。ICOTソフトウェア部会の委員だった東大大型計算センターと東工大の先生を訪問。認知科学もロボットも情報リタラシーも教えてもらえました。

 毎回、夜遅くまで東京都内で数か所の数人と面談、旧交を温めつつ、統合的、効果的、効率的、ボジティブフィーダバックで調査。良く寝られました。

 今日はここまでにします。

コメント
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