なんでや~

2008-06-29 17:12:46 | 国際・政治

北朝鮮が、核開発計画を申告したことに対し、アメリカは北朝鮮に対するテロ支援国指定を解除する。 昨年の10月に北朝鮮は「すべての核計画の完全で正確な申告」をすると約束したが、今回の申告では一番重要な核兵器を何発持っているかについて、言及していない。 にもかかわらず、指定解除である。 大統領の任期切れを半年後にして、とにかく北朝鮮との話合いが進展しているような印象を与えたい大統領と国務長官が、経済制裁という交渉カードを切ってしまった。 「なんでや~」 と叫びたくなる。 所詮アメリカは日本のことや拉致被害者のことなんて、どうでもいいのだろう。 日本のマスコミはいうに及ばずアメリカのマスコミでも今回の指定解除を疑問視する声があがっている。  北朝鮮の作戦はもう判っている。 譲歩したと見せかけて交渉相手からより大きな譲歩を勝ち取るのだ。 かつてクリントン大統領時代に、北朝鮮の核開発が発覚し、そのとき、北朝鮮は「もう核開発をやめます」と約束した。 その見返りとして、重油をもらったり、日米韓で軽水炉原子力発電所(KEDOとか言う名前)を作ってもらうことになった。 しかし北朝鮮は約束を破ってこっそり核兵器の開発を続けていたのである。そして2006年に核実験に成功(したかどうかはイマイチはっきりしないところもあるが)核保有国になってしまったのである。 しかしこれまでの流れを振り返ってみれば、北朝鮮の行動は(良い悪いは別にして)実にスマートである。核開発を推進し、核を交渉の切り札に使う戦略である。 そんな北朝鮮に対して日本を含む5カ国はどう対応するのがベストであろうか? 私は、北朝鮮と交渉しようなどと考えずにひたすら経済制裁、場合によっては軍事圧力をかけるのが正しい方法かと考える。そして金正日が老衰で亡くなるまでこのまま封じ込めておくのである。 北朝鮮にいる飢えた人民や拉致被害者の人たちには本当に気の毒な話であるが・・・ 


この植物の名は?

2008-06-29 01:07:52 | 日記・エッセイ・コラム

Kuwa3 さていきなり問題です。 この植物の名前は何でしょうか? ヒント:この植物は、かつて日本の輸出品を生産するのになくてはならないものでした。 お解かりですか?  すこし葉の形を変えてみましょう。

これで解りますか? Kuwa1 葉っぱの形が違うけど、これは桑の葉です。近所の小川の川べりで見つけたのです。 かつて絹は大事な輸出品として外貨を稼いでいました。その絹をつくるのは蚕で、蚕は桑の葉を食べていました。  私はかつて蚕を飼ったことがあります。うじ虫のような蚕の幼虫をもらってきて、菓子箱で育てた。蚕は食欲が旺盛で四六時中桑の葉っぱを食べるので、毎朝桑の葉を採取しに行った。 蚕はすぐに青虫ほどに成長し休む間もなく桑の葉を食べ続ける。見る見る桑の葉が蚕によって削り取られてゆく。その様子を見るのが楽しみでありました。そのうちに蚕は糸を口から吐いて繭を作り始めます。 自分を中に入れたまま繭の完成です。 その繭を茹でて糸を取るのだが、それはしなかった。 繭を破って中から蛾が出てきて次から次へと紙箱の上に卵を産み付けていた。 たった一度だけ育てた蚕だが、子供の頃のことは良く覚えているもんですね。 今は蚕をビジネスとして育てている人は少なくなったと思うが、桑の木は所々で見かける。かつては日本のどこでも蚕が飼われそして桑の木があったのだろう。 桑の木をみているとまた蚕を飼ってみたくなったよ。


故宮博物院

2008-06-22 14:34:09 | 旅行記

同じ名称の故宮博物院が北京と台北にある。 故宮が北京にあるのはわかるが、なぜ台北にあるかといえば、蒋介石たち国民党政府が共産党に追われて大陸から台湾に逃げ込んだとき中国歴代王朝の宝物を持って行ったのである。 台北にあるのは一級品、北京にあるのは残りかすということになる。 先週台湾に出張したが、時間ができたので故宮博物館に行ってきた。私は書画、陶磁器には音痴であるが、ゆっくり3時間かけて楽しんだ。 代表的な展示物は 翡翠でできた白菜で清代の作品。 翡翠の原石をみたとき、これを白菜に彫り上げようと考えた発想がすばらしい。 空港まで普通は車を使うが、同行したメーカーさんが、新幹線に乗ってみようよというので、空港の近くの桃園駅まで2駅だけ乗車した。700系だということで乗り心地は良かった。 約20分間では駅弁も食べられなかった。台北駅から桃園駅まで自由席110元(440円)は安い。 今度はゆっくりと高雄まで行ってみたい。

    


1000円タバコ

2008-06-10 00:49:41 | 健康・病気

たばこ1箱の値段を現在の3倍程度、1000円に値上げしようという動きが急浮上しているという。いまの政治社会情勢からして、これは実現可能性が高いとみていいのではないか。
 来年度から基礎年金の国庫負担を現行の3分の1から2分の1に引き上げるため、これに2・3兆円必要だ。本来ならば、消費税の引き上げ(1%で税収2・5兆円)でまかなうのが妥当なのだが、福田政権には消費税に手をつけるだけのパワーがあるとは思えない。
 たばこ増税だと、仮に値上げによって消費量が3分の1に減ったとしても3兆円ほど見込めるのだという。喫煙に対する抵抗感が強まっている世相に便乗すれば、消費税よりもはるかにたやすいといえそうだ。(以上産経新聞の引用)  私はこれはなかなかいいアイデアだと思うが、スモーカーの人はどのように感じるだろうか? すでにタバコを吸うことで多額の税金を納めているのに、この上まだ値上げするのかよ!  と反発するだろう。 これをいい機会ととらえてきっぱり止めるひとは少数だと予想する。 ただ節煙により消費量は3分の2くらいになるかもしれない。 それでも6兆円の税収増が見込める。 2000円にすれば10兆円程度の税収増。 これはもう打ち出の小槌である。 食費を削ってでもタバコを吸う人は2000円のタバコを買って吸いますよ。 国家がそこまでスモーカーを追い込んでいいのかという議論はおきるかもしれないが。。 3000円なら1万円なら・・・ さすが1万円のタバコは・・いや1本が500円か。 なら一日に2本くらいは吸うかもしれない。 消費量は減っても1万円タバコはありえない話ではないぞ。。