春の連休

2011-04-29 06:58:04 | 日記・エッセイ・コラム
日本では今日から連休が始まりますね。  被災地では連休どころではないだろうし福島原発の事故もまだ現在進行中である。上海にいる私には日本の雰囲気が判らないけれど、落ち着かない不安で気乗りのしない日々が続いているのではないでしょうか。 私は3.11以来まだ日本に帰国していません。 日本に帰って早くウィンドサーフィンしたい気持ちはあるけれどまだ余震が続いているのでやはり足が遠のいてしまう。 
将来の夢は海辺に住むこと。 朝は海辺を散歩し、午前中はウィンドサーフィンをして、午後はお昼寝。 夕方には海を眺めながらビールを飲むことだったけれど・・・     ま・100年、1000年という単位で考えると必ず地震や津波がやってくるのは間違いないけれど、あと30年ほどしかない私の持ち時間の中においては大地震や津波がやってくるとは限らない。 むしろ遭わない可能性の方が高いのではないだろうか。 もし津波がやってくれば、そのときは運がなかったとあきらめるとしよう。 やはり海辺で過ごすという老後の夢は捨てがたい。  例年江の島では春の連休はいい風が吹く。 さて今年はどうだろうか? 



賃上げバトル 

2011-04-15 22:54:11 | 仕事
海外の拠点の代表者の重要な仕事に従業員の給料を決めることがあります。 通常一年に一度、給料の改訂時期がきます。 従業員との間で賃上げ額をめぐって血みどろの闘いが繰り広げられ職場は修羅場と化します。 金が絡むことなので相手も必死、少しでも多い賃上げを勝ち取ろうと頑張ります。 会社に残ってほしいと思う人にはそれなりの賃金を出さなければなりませんが、あるところで割り切りも必要です。 提示した給料に不満で会社を辞めるものがでるのは仕方のないこと。余人をもって代えがたい人材はまずいません。 会社を去った人の穴は必ず埋めることができます。 従業員に一度提示した額は基本的に変更してはいけません。どんな悪態をつかれても、辞める従業員がでたとしても平然としていなければなりません。もし個別に対応しようものなら収拾がつかない事態になります。 賃上げは交渉事ではなく従業員は提示された額を受けるか否かという選択しかないのです。これが基本です。 前任者はここのところがよくわかっていなかったので、後任の私は大変でしたが、今日山場は越えました。 来週退職者がでないことを願うばかりです。



原子力開発

2011-04-05 12:37:56 | 地球環境
津波で家族、住まい、仕事を一瞬にして失った人がいる。  何万もの人の命が奪われた。 遺体も発見されず依然として行方不明のひと、家族に会えないまま土葬や火葬される遺体。 理不尽で非日常の世界がそこにある。 一日も早く日常が戻ってくることを祈って止まない。
心配ごとは福島原発。原子力発電がこれほどまでにやっかいなものだとは知らなかった。いちど使用した核燃料は、何か月も冷やし続けなければ放射物質を出すのだね。 放射物質が出てしまうと人が近づけなくなる。壊れた冷却設備を修理するのも大変だ。 こんなときこそロボットの出番だとおもうが、鉄腕アトムのような力持ちで有能なロボットはまだ開発されていないのだろうか? (ちなみにアトムの妹はウランちゃんといいます。) ロボットと原子力。 手塚治虫は今回の福島原発事故をみたらどう思うだろう。  今回の福島原発事故で世界中で反原発の動きがまき起こっている。 これで原子力の平和利用は30年停止してしまうだろう。 どんな科学技術でも多くの失敗の積み重ねの上に改良が加えられ安全で効率の良いものになってゆく。 原子力発電も同じだと思う。しかしほかの技術とちがって原子力は失敗したときの影響があまりにも大きいため失敗が許されないのだ。大きな原発事故はスリーマイル島、チェルノブイリに次いで3回目である。原発もこんな失敗経験をあと何度か繰り返せば、安全といえるものになるかもしれない。それでもまだ100%安全とは言い切れない。それならいっそのこと原子力はやめときましょう というのが原子力反対派の考えだ。よく理解できる。 環境エネルギーを徹底的に開発する一方で徹底した省エネの生活をする。 その覚悟があるならそれもいいでしょう。