さていきなり問題です。 この植物の名前は何でしょうか? ヒント:この植物は、かつて日本の輸出品を生産するのになくてはならないものでした。 お解かりですか? すこし葉の形を変えてみましょう。
これで解りますか? 葉っぱの形が違うけど、これは桑の葉です。近所の小川の川べりで見つけたのです。 かつて絹は大事な輸出品として外貨を稼いでいました。その絹をつくるのは蚕で、蚕は桑の葉を食べていました。 私はかつて蚕を飼ったことがあります。うじ虫のような蚕の幼虫をもらってきて、菓子箱で育てた。蚕は食欲が旺盛で四六時中桑の葉っぱを食べるので、毎朝桑の葉を採取しに行った。 蚕はすぐに青虫ほどに成長し休む間もなく桑の葉を食べ続ける。見る見る桑の葉が蚕によって削り取られてゆく。その様子を見るのが楽しみでありました。そのうちに蚕は糸を口から吐いて繭を作り始めます。 自分を中に入れたまま繭の完成です。 その繭を茹でて糸を取るのだが、それはしなかった。 繭を破って中から蛾が出てきて次から次へと紙箱の上に卵を産み付けていた。 たった一度だけ育てた蚕だが、子供の頃のことは良く覚えているもんですね。 今は蚕をビジネスとして育てている人は少なくなったと思うが、桑の木は所々で見かける。かつては日本のどこでも蚕が飼われそして桑の木があったのだろう。 桑の木をみているとまた蚕を飼ってみたくなったよ。
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