日本人と宗教

2008-01-10 01:39:08 | 日記・エッセイ・コラム

新年あけましておめでとうございます。 年末にクリスマスを祝った人たちが、除夜の鐘を聞いて108もの煩悩を消し去ろうとし、そして新年明けてからは、全く何の疑問を感じることなく初詣へと繰り出すのだ。 多くの日本人はかくも宗教的に節操がないけれども、宗教上の対立が原因で殺し合いをするより、よほど平和で文化的だと思う。 一神教の世界と曖昧さは両立しない。そして一神教徒は他宗教を認めない。 宗教が原因でどれだけ多くの血が流されてきたことだろう。そしてこれからも多くの命が失われてゆくことであろう。 宗教は心の問題だから解決は難しい。 年の初めから暗い話になりました。 

暗いついでにもう一発。 学生時代からの友人が昨日天国へ旅立った。すでに昨年末には危篤状態になっていたが、お見舞いにいったときは、息も絶え絶えだったが、大変喜んでくれて昔話にはなが咲いた。その彼ももう今頃は三途の川を渡り切ったころだろうか・・・  (天国への旅立ちと言ったその舌の根も乾かぬうちに三途の川とはまったく・・) いつかは誰もが通る道。遅いか早いか時間の問題ではあるが、その残された時間をどのように使うかが最大の課題なのである。