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ミヨコ象

2015-09-16 23:53:50 | 之波太:柴田
しばたの郷土館の常設展「365万日の柴田」の入り口に柴田町船岡字並松地区で
発見された象「ミヨコ象」のレプリカが置いてあります。



柴田町民の多くの方が実物を見たことがないということで、担当職員が企画した
「文化遺産巡り 柴田町で発掘された ミヨコ象・シオガマ象と瑞鳳殿見学」が
本日あり、参加しました。参加者25名でした。その1です。2以降は次回。


仙台市青葉区荒巻にある東北大学理学部自然史標本館、入場料150円。

シオガマ象は、戦時中、旧第一海軍火薬廠の工事中に発見されたものです。
その後、東北大学の教授が調査研究し、現在、標本館に常設展示されています。
標本館の学芸員の方が説明してくれました。

左:上顎、右:下顎(臼歯付き)
今回は、ミヨコ象の見学が主目的です。

学芸員の方が持っているものが、ミヨコ象の現物です。

ミヨコ象は、昭和34年、当時柴田町立船岡小学校の児童であった斎藤美世子さんに
よって並松地区から発見され、東北大学の畑井小虎教授(当時)の研究によって新種と
判明し、発見者にちなんでmiyokoaeと命名されました。
以後、この象化石は「ミヨコ象」と呼ばれ親しんできました。

ミヨコ象、シオガマ象の頭骨復元他

畑井教授

柴田町史にもわずか数行の記述しかない、このミヨコ象、シオガマ象ですが、
このような見学会を企画した町担当者に感謝です。
柴田町でこの標本を借用し、展示会が開催できればと思っています。
また、将来、並松の発掘された場所に看板が立つこと夢見ながら・・・・・。