ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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巡礼賦

2013-02-23 14:04:00 | ノンジャンル
こんにちは。

まだまださぶいですね。

どちら様も、どうぞお体お大切にお過ごしくださいませ。


先日の定休日に、珍しく叔父に会ったことを書きました。

その折、昔々四国お遍路巡礼を果たしていて叔父が、

「巡礼賦があるが・・・」

といったのを聞いて、是非!と頼んだら、早速に送ってくれた。



短歌が趣味の叔父が、己の記憶として残していたらしい。

そして、それはちょうど、今のあたしと同じ頃の作品らしい。


「あるは立ち あるは傾き あるは横に 巡礼の果ての 野仏の群れ」


「空と海と 溶けてひとつになるところ 陸地の果ての 室戸の岬」


「滅びゆく もののあわれを 潮騒に わびしく聴けり 屋島寺の海」


かねてより父の俳句の、ギリギリまで切り捨てるような厳しさに比べ、短歌は情緒がまだおおらかで、人懐っこく感じられると思っています。

それはさて置き・・・

叔父さんの早速の好意に、ハガキでご返礼いたしました。

「私の中には間違いなく、8分の1の叔父さんがいます」


前回のブログに、Mizzちゃんがコメントしてくれました。

「叔父様はお父様にそっくりですね」

そりゃそうだ、兄弟だもん。

それに加えてあたしは思った。

あたしが親に似るのは当たり前。(いろいろな意味で)

そんな父に似ている叔父に、あたしが似ているのも当然なんだろうなぁ。

2分の1の遺伝子と、それとは別の確率の2分の1の遺伝子を持った兄弟の息子が、8分の1の遺伝子を共有している叔父の「巡礼賦」を読んでいる。

そして、今のあたしが、お遍路に赴こうとしている。

・・・

これは、奇跡ではないか!とふと思えた瞬間でした。


叔父さん、「巡礼賦」 ありがとね。

コメント
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