ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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クリスマス・イブ・・・か?

2012-12-24 16:00:00 | ノンジャンル
・・・

と書きましたが、実感はありません。

ただ今、友人のエスミンから、

「 ぴかさんも、ぼくも、クリスマスはハードボイルドにすごしていますよね。」

と来たもんだ。

エスミン(江澄聖英)はこちら

http://books.google.co.cr/books/about/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%AE%E7%9E%91%E6%83%B3%E6%B3%95.html?id=VKkq86ajHwoC

(こんな紹介しか出来んやないか!もうちょっと露出してね)

あたしの仲間いわく・・・「エスミンは風のよう・・・」と例えました。

それが物語るものが何かはそれぞれですが、言い得て妙です。

エスミンは、そんな人。

そして彼は、何よりあたしの大切な人です。

あたしの持っていない、でも、とても大切なものを彼は持っています。

それを羨ましく思いつつ、それとは別の形で、あたしはあたしなりのそれを手に入れたいと思っています。



5年ほど前に、こんな物語を書きました。


・・・奥深い森の中から、川の一筋が生まれました。

それはやがて、木々たちの命の水を集めながら、少しずつ流れを増していきました。

風がそよいで、川面にさざなみを立てます。

心地よい風の揺らぎに、川は声をかけました。

「風さん、風さん。

あなたはまるで音楽のようね。

ただ流れる私に、こんなに素敵な響きを与えてくれるんですもの。

ありがとう。」


それを聞いた風が答えました。

「川さん、川さん。

ジッとしていてもいいんだが、そのうちムズムズしてくるのさ。

風はそよいで初めて、風と呼ばれるんだな。

ボクは、そよぐのが大好きなんだよ。

君が喜んでくれて、ボクは嬉しいな」


それを聞いていた山が言いました。

「おぉ、風君、風君。

いつも素敵な香りを運んでくれて、ありがとう。

川さんが君にありがとうと言っているのを聞いて、ボクもついでにいいかな?

ボクは昔、ゴツゴツした角がいっぱいあったんだ。

それがどうだ。

今はなだらかな山肌になっただろう?

川さんが、長い年月をかけて、ボクの角を優しく丸くしてくれたんだ。

お陰で、きれいな景色になったと、みんな喜んでくれているよ」


川と風と山がお話をしていると、お空の太陽がおしゃべりに加わりました。

「ヨォ、みんな元気そうだな。

毎日見てるけど、そっちが元気だと、こっちも元気になるんだよ。

そうそう、そろそろ春だなぁ。

凍った水は、冷たかろう。

凍てつく風は、寒かろう。

凍える山は、淋しかろう。

どぉれ、オイラが一丁あったかくしてやるかぁ!」


そういうと、太陽は威勢よくメラメラと炎を上げだしました。

川も風も山も、優しい太陽の熱を受けて、いっせいに春の息吹を吐き出します。


温もりのある水。

穏やかな風。

柔らかな山。

そして、心地よい太陽。


春の命が、心から祝福していました。


・・・

風の主人公はエスミンです。

ちょっと懐かしく、思い出しました。


コメント (2)
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