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ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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父93歳からの贈り物

2010-11-19 12:24:00 | ノンジャンル
こんにちは。

昨日からめっきりと冷たくなりましたね。

昨夜初めて、居間の暖房を入れました。
(でも、まだ裸足ですごしています・・・あたしは裸足が大好きなのよ)

寝床も、これまでの敷布団と掛け布団それぞれ1枚から、毛布を一枚敷くようになりました。

めちゃめちゃ暖かな寝床で寝ましたよ。

それができるのが幸せだったのだなぁ・・・


さて、今朝のこと。

いつものようにじいちゃんとばあちゃんのご機嫌伺い。

するとじいちゃん、

「これを持っていきなさい」

と差し出したのが、ボジョレーヌーボー。

あぁ、そんな季節になったのですね。

住まいから歩いてしばらくのところに酒屋がありまして、じいちゃんは出かけていってそれを頼んできたらしい。

ボジョレーがなんだか知ってか知らずか、季節になると彼は必ずこれを用意してくれます。

そういえば・・・

あれはいつのころだろう?(たぶん30年以上前)

彼がヨーロッパに遊びに行ったときに、ワインを買ってきたことがある。

それは、シャトーイケムというワインだった。
(第二外国語がドイツ語のあたしですから、フランスのスペルでは書けませぬ)

初めて飲んだシャトーイケムは、あたしには随分不味い代物でしたね。
(本物を飲めと言われてこれを飲んだのは、10代のころだったと思います。)

それでも彼は、あまりに日本的な日常の晩御飯を前にして、誇らしげにシャトーイケムを飲んだのだなぁ。

彼の中に、シャトーイケムはどんな脈を持っていたのだろう?

それはあたしにはわからないけれど、ボジョレーを差し出す93歳の彼に、なんとも日本人的で、センチメンタルな想いを持つのでありました。



ただいま、午後1時。

お昼ごはんを食べるより、あたしはこれを飲もうと思いました。

では、いただきます。

じいちゃん、ありがとう。