富山マネジメント・アカデミー

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大人になりきれない中国

2018年05月06日 | Weblog

外国の航空会社にたいし、中国の担当部署は、香港と台湾とを非国家扱いにせよと強制している。この問題は、都市国家とみれば立派な香港、小領土国家とみれば立派な台湾に対し、一つの中国という原則を文化の違う外国の航空会社に押し付けるのは、自尊の過ちを冒す。外国の企業が忖度してくるのを待ち受けるか、抗議の声が起こらないような下工作がなされなかったという非熟成を吐露しているのすぎない。このような低能で尊大な中国共産党の関係部署の対応のために、中国は真の強国になりそこねている。時間をかけて大人として、一国両制度をゆとりをもって運用できない部署が多くある。こんなことを性急に進めても、反感や反中国の口実を高めるだけである。それは、面子とすら言えない。逆に、中国共産党による自損につながる。香港、台湾という第二の民族をまとめる接着剤を失えば、中国共産党は、世界の敵対勢力にたいし緩衝地帯なく、裸で対処することになる。M+H+T=Cというのが勝利の方程式である。Mは、大陸。Hは、香港。Tは、台湾、Cは中国を意味する。Cは、中華人民共和国だとする定義の共生を急ぐと、M-H-T=CCPとなる。多様性を生かしきれない単細胞型の部署が多いほど、敵を増やし、民族分裂の危機を招く。このような大人になりきれない中国は、実は、アメリカ、イギリス、フランスさらに、日本には取扱い易く、尊敬の対象にはならないのである。

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