富山マネジメント・アカデミー

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中国が量子科学実験の衛星「墨子号」に成功

2016年08月17日 | Weblog

TMA講師代表:個人研究  あなどれない中国の量子通信技術の実用的な情報科学の達成

 これが、「人民日報」が伝える記事である。「随着我国成功发射世界首颗量子科学实验卫星“墨子号”,人类将首次完成卫星和地面之间的量子通信,从而构建一个天地一体化的量子保密通信与科学实验体系。」

 人工衛星と地上とのあいだで、量子を通信媒体とする高度な機密保持の通信システムの構築において、中国人民解放軍は世界最初に成功した。原理的部分では、中国は先進国ではないが、とくに軍事技術に転用できる通信技術の実用化にむけて、大きく前進的に成功した。このことは、世界に大きな脅威を及ぼすことになる。ミサイルを量子通信で操作できるとなれば、旧来のミサイル防衛システムは、基本的に無力化されることとになる。中国は、これで軍事強大国としての基本的な主導権を握った。この技術を実用化すれば、世界の金融取引のシステムも、中国の領導権に支配されることになる。IMFのSDR建てによる人民元の国際債券の発行権を獲得するのとほぼ同時に、中国は国家戦略の大成功をおさめた。

日本と中国との対立は、海洋の境界線のように見えて、宇宙空間を利用するロジスティクス・マネジメントの次元で、中国は決定的な優位性を確保したことを意味する。

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