富山マネジメント・アカデミー

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不二越の油圧系ロボットの近未来

2017年07月21日 | Weblog

不二越は、生産の基軸が定まらない揺れの大きな機械メーカーであった。ここへきて、積年の内部蓄積を重ねてきた技術がうまく集積・統合され、日本の製造業の国内回帰と、世界最先端を支える一翼に成長したといえる。

不二越のロボットは、パワーロボットである。油圧という主に重機に用いられているパワー装置である。もともとベアリングと、切削工具には強い製品を持っている。弱かったところは、電子回路と、電子センサーのマッチングである。これは、設計の側で、他社の製品を採用したり、外注すれば解決する。もし、本当に動くガンダムを生産するならば、手足、関節の部分は、不二越の油圧系のロボット技術が必要である。

不二越の場合、すでにパワーロボットをパワーロボットが生産しいているから、古いイメージの労働者は、すでに退役を前提とした生産技術の世紀に移行している。そこでは、21世紀から22世紀に突入している。

たかだか、超難関大学の法学部、経済学部の卒業生で、上級公務員では理解を超えた次元へと、不二越という企業体の技術は脱皮している。ロボットによるロボットを生産する革命に比べ、行政の政策設計回路の思想は、19世紀である。本社の法的所在地で税収が動く制度が古く、また、金額ベースで生産高を評価する県民総生産の理論も実は風化している。

税制の基礎から、また、投票権の基礎から、社会科学の理論設計は、大きな曲がり角に来ている。危機にあるのは、富山県庁であり、富山労働局さんである。不二越に危機はない。BtoBの営業の大市場である首都圏での健闘を期待したい。

NACHIのマークは、僕が親しんだ阪急電車の車台にあった。富山大学に赴任が決まったとき、あの車軸のベアリングの不二越の本場に行くのだと心が躍った。正直、不二越は今や、ガンダムのようなロボット企業に成長した。

 

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