きちんとした指導者から学ぶことが、求められる。調査の結果、アルスホームの原野省三さんが、知識、情報、感性、すべてに優れている。まず、顧客を加賀の経済成長の地域に求めている。これは、アリタの在田吉保社長も同じである。資源は富山というか、飛騨にある。市場は、加賀にある。福井は、苦戦という経験値がある。
こうした越中の最高人材は、富山大学経済学部の経営学科にお招きし、「経営学の現場」という講義を担当して戴いている。ごめんなさいね。富山県産材の利活用を議論する人たちの頭脳の収縮には、おつきあいいたしませんので。
頭脳は、脳梗塞により収縮する。県産材という、柱や板にした商品は、実は脳の梗塞した部位にあたる。閉塞された欠陥の塊、死んだ細胞の村ということになる。世界の国際林業学に全く背を向けている。国際林業学の本場は、カナダ・北米地域、北欧地域、それに中国の九三学社・林業大学である。標準語は、英語である。英語でホーム・ページを見るならば、そこに通貨の世界にあるIMFのような、全人類的なナレッジワーカーの世界が出来上がっている。日本の林業学は、官界・学会・政党・業界人・・・全て標準規格以下である。
唯一の例外が、住友林業という昔は富山になじみの深い企業、今は、住友林業には、富山人で目立った人材はいない。別に富山人でなくてもよい。もう、お寺の過去帳を探し、富山人の親戚探しを止めませんか。仮に、富山大学の教授陣から、加賀の出身者を除くと、どんなことになりますか。富山人の閉鎖性とは、国際標準規格から、特にナレッジワーカーのなかで起きている現象なのです。富山湾岸、港町の社会主義運動の名残りだけでなく、地元の富山人の国際化の遅れが、TOEFLの受験会場なし、という富山の現状を物語っているのです。どうか、北日本新聞社さん、TOEFLの受験会場に手を挙げて下さい。TOEICは、県立大学で受験できますが、県立大では、TOEIC受験指導はしていないので、TOEIC対応の日本中枢300社へ就職する道は、最初から閉ざされています。つまり、材木を論じるまえに、人材の育成から考えるべきです。その意味で、大師匠である原野省三さんから学びませんか。長老の人材育成法には、「論語」の深い理解が隠されています。ゴルフ三昧で大事な時期に脳梗塞になったHという大銀行の方とは、全く違います。学歴は、高岡高校卒のみ。