事務系、営業系の4大卒ワーカーの女子市場は、大手銀行、保険企業、証券業などで、AI投資が進み、ネットが主体となるので、大幅な採用減が生じる。理工系でも、外国に展開されている生産拠点に対応できるTOEIC700以上の能力が必須となるから、TOEIC700越えか、それ以下の選別が自動化されていく。採用も、基本、AI化されるので、大学別、ゼミ別、サークル別の過去の人事考課のビッグ・データを活用し、ピンポイントで声掛けがなされる。もはや一斉に時期を決めて横並びに採用活動を始める時代はおわった。経団連は、外資企業との競争のためにも、スタートラインの画一化を廃止したいわけである。見落とされがちであるが、大学院生も、研究室単位で求人が来る。いまや、4年制大卒ワーカーとして大量の人材を吐き出すのは、経済、経営、法学からさまざまな文系学部である。3年で3分の1が辞めていく。そうではなく、3分の2が残れば良いという程度の大卒ワーカーの能力限界である。まあ、30歳までに落ち着けばよいではないか。だから、大学生の側に立ち就活制度論を議論しても意味がない。基本、6年制の大学院大学の修士が、4大卒ワーカーのチーム・リーダーとなる構造が定着している。浮動小数点、景気指標のような4年制大卒には、外国語能力が弱い分、優良な中小企業で活躍できる道がある。アルバイト⇒長期インターンシップ⇒正社員という流れが構築できたら、地域密着の中小企業が、本当に必要な人材を採用できる余地は大いにある。在庫管理、棚卸、欠品補充び調達など、コンビニのアルバイトができる学生さんは多い。大事なのは、経営塾のような形で、経営者に啓発力があることだ。
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