富山マネジメント・アカデミー

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NECの新制度から、日本のグローバル企業・大学の給与体系は大きく変わる

2019年07月10日 | Weblog

報道によると、AI=人工知能などの先端分野で、海外のIT企業も含めて人材の獲得競争が激しくなっていることから、NECは研究職の社員は新卒であっても、場合によって年収が1000万円を超える新たな制度の導入されるという。同様なことは、富士通にも波及していく。いまだ、人工知能AIは、優れた人間の判断力よりも上位にあると信じているのは、間違いである。AIを設計しているのは、生身の人間様である。基本は、高等数学で、波動関数をもとにした確率・統計学である。大学の学部卒業ではまだ無理で、理工系の修士課程のうち、ごくわずかしか、ディープラーニングのシステムと日本語の言語処理の双方を使いこなせない。なんとか、独学でやるには、Python言語の独習から始めないと・・・、だから、大学院修士の新卒修了者で、求められる条件を完璧に満たすのは、全国でも500人程度が限界である。指導者の数が限られる。しかも、優良企業は企業機密があるから、外注や派遣ではなく、内製化を進めている。その場合、社内で「研究職」という職能に区分すると、旧来の賃金体系は大きく変化してくる。ちなみに、私が富山大学と交わした覚書には、「データーに基づいて、総合的・専門的に考える習慣を学ぶ初年次教育を目的とした実務的で特色ある授業科目とする」とある。全員がExcelで、回帰方程式や相関係数を求められるようになっているという前提から始まる。開講は、1年次の秋学期からである。石井知事が開講記念の講演を、森雅志市長が講師陣の先頭にたったいただく。富大は、全国20位の高評価を全国上場企業など4千社あまりの新卒採用担当者からの評価をえた。どうしても、日本で第一位になるためには、老骨に鞭うち、無償サポートに励みたい。特に、現役の教員が1000万以上に評価されるプログラマーをめざして欲しい。

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