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脳収縮型の護憲論と、第9条の理想を現実化する能動改憲論

2018年09月29日 | Weblog

世界の戦争の歴史を見ると、20世紀の地上戦を主体とする国民総動員の戦争システムは、基本、終結したとみてよい。中国が人民解放軍の陸軍の権益を大縮小し、宇宙・航空工学の分野に比重を移した。アメリカ軍も、防衛の基本を宇宙空間にまで広げようとしている。これには、極めて危険な特定国家による地球支配の可能性がある。厳しくいえば、アメリカ、中国の経済中枢の神経系統を左右する基本的な科学技術で隠微な浸透作戦を進めなくてはならない。第9条の戦争放棄条項は、アメリカ、中国のほかの人口の多いインドや、EUと英国を味方にするには、絶対に削除してはならない。それが日本のブランドであり、科学技術の基本である。日本が簡便化したロケット技術は、世界の大陸間弾道ミサイルを完全に陳腐化した。北朝鮮も、専門家たちは、それを認めた。いつでも軍事転用をできる技術を徹底的に平和主義に導くことで、これまでの大国の宇宙空間への軍事進出の陳腐化を図ることができる。中国、北朝鮮が、日本の技術が異次元にまで進化したことを知り、民生主義に国是を移行させてきた。そこで、第9条には、固有の自衛権、正当防衛権は、自明のものとして存在することを明記すればよい。国家としての正規軍に法的根拠を与えながらも、戦争放棄の人類社会を目指す点では、EUもインドも、日本の理想主義を支持してくれる。悪を押さえるのに武力がいると考えたのは、孔子であり荀子である。ここは、脳収縮型の護憲論にある敗戦国に惨めな呪いではなく、宇宙を人類平和の安定空間として、日本が世界平和に導くには、先知先覚の科学者を大事にする国家、日本でありたい。

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