富山マネジメント・アカデミー

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運転手さんに、バス停の位置が悪いと怒鳴る老人

2018年09月18日 | Weblog

月に2度、婦中のファボーレにある富山新聞文化センターで、広徳館の論語を教授するため、地鉄バスで通勤することになった。これでバスでファボーレへ行ける楽しみもできた。9/17、富山駅から速星駅行きに乗った。バスが婦中に入ってから、そこから乗車する方は少ない。退職老人が乗り込まれた。バスだと、ファボーレという名のバス・ストップからは、実は、歩くと遠い。宮ケ島というバス停を通過する路線のほうが、安全で近い。僕は、規則で従業員の出入り口を使用しなくてはならないので、ファボーレのB.Sの位置が悪いのは、すぐに分かった。ところが、かの婦中の退職老人、突然にクレーマーになり、運転手にバス停の位置が悪いと文句をつけ始めた。態度の良い運転手さんなのに・・・、と思いながらその場を去った。僕もそうだったが、男性は退職後、あれこれとクレーマーになりやすい。60歳になれば、「耳順」が大事だよ、と孔子は説いている。これは、孔子の自戒である。70歳になれば、心の欲するまま、でも、ルール違反はしないように、と孔子は説く。実は、これも孔子の自戒である。孔子は、70歳を超えて、ある日、斎戒沐浴して、隣国に下克上に怒り、斎戒沐浴して魯の国主に派兵を進言し、老害の人とされる大失敗をしている。政府はいよいよ年金の受給開始年齢を70歳に移行することになる。50歳にして天命を知るなき男子の老人が、「耳順」もせず、「矩(のり)」を超えだすと始末が悪い。僕なら、バス停の位置が悪いと思うなら、地鉄バスの責任者に向けて言う。ただし、ファボーレのB.Sの位置は、決して悪くはない。信号機のある横断歩道に隣接している。また、帰りの富山駅方面へのB.Sはさらに最適の位置にある。僕は、富山地鉄という会社は大好きである。立派な吹奏楽団があるからだ。孔子は、器楽演奏、舞踊、歌唱を極めて大事にした『詩経』の実践者である。和音を体感する、それが礼の始まりだと理解してよい。老人にこそ、昭和20,30,40年代の歪んだ憲法教育の弊害が現れていると自覚しておきたい。

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