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心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

初めてのカウンセリングでの気付き

2013-11-15 22:35:03 | 本のネタ
 本日、会社をお休みいただき、幼馴染みの友人のお母様に対するカウンセリングをしてきました。これまで、会社の同僚や心理学勉強仲間を対象にしたカウンセリングをしたことはありましたが、リアルなうつ病患者を対象にした初カウンセリングで。多くの気付きをいただきました。


 クライアントから連絡があったのは、3ヵ月ほど前の出来事でした。自宅に一本の電話があり
  『なおちゃん、おばちゃんだけど、最近、身体が痛くて仕方がないので、元気付けるために手紙をちょうだい!』
 との依頼を受けたことから始まりました。

 手紙一枚で元気になるのであればお易い御用!と絵はがきを送ったことから動きが起きたのです。手紙を受け取ったおばちゃんからお礼の電話があり、身体の節々が痛むことを知ったのです。
 高齢(70代後半)のおばちゃんだったので、肉体的な病魔に蝕まれていると思い込み、お亡くなりになる前に会話したく、本日、横浜まで足を運んだ次第です。

 が、おばちゃんとその旦那さんにお会いしたところ、大学病院で精密検査をしても肉体的な異常は検知されなかったことを知ったのです。
 となれば、精神的な異常を疑うしかなかったところ、旦那さんが
  『数年前からうつ病なんだよね。。。』
 との一言。

 ターミナルケアのカウンセリングのつもりだったのですが、本格的なうつ病患者のカウンセリングに方向転換。
 心の準備が出来ていなかったこともあり、沈黙に耐えられないまま、1時間半の時間が過ぎ去っていったのです。


 リアルなカウンセリングをしてみて感じたのは、想像以上に沈黙が長く感じることです。沈黙に耐えられなくなって会話を切り出すのは、ほとんどわたしの方!
 つまり、相手の会話のペースでなく、わたしのペースで進めてしまったので、クライアントとしては居心地のいい空間・時間ではなかったと反省しました。
 また、会話の切り出しをする際に、前向きな会話になるような切り出しをしてしまい、クライアントの本音を聴くよりもカウンセリングの方向付けをしてしまった感が強く、この点も大きな反省点でした。

 しかし、クライアントが幼稚園時代からの知り合いだったこともあり、強固な信頼関係(ラポール)が築けていたので、次回以降のカウンセリングの場を与えてもらえたことは良かったことです。
 そして、わたし自身のうつ病経験が、クライアント夫婦には参考になったことも、自信を持つことができました。


 今日の行動の教訓は、あれこれ考えている時間があったら行動してみて気付きを得ることが成長につながるということです。
 みなさんも躊躇していることがあったら、思い切って行動してみてください。想像以上に多くの気付きを得ることができますから!
 気付きを与えてくれたクライアント夫婦に感謝感謝です。



 明日は、映画鑑賞で気付いたことをご紹介予定です。