goo blog サービス終了のお知らせ 

心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

口ぐせによる”自己暗示効果”

2013-10-23 20:48:43 | 本のネタ
 先日、松岡修造さんが子ども相手に、熱血テニス塾を実施しているテレビ番組を見ました。「キミならできる、できる、できる!」と期待され、暗示をかけられた子ども達が難関をクリアして成長していく姿が放送されました。「ダメだ、ダメだ」と暗示をかけられれば、ダメな人間になってしまうのと同様、「できる、できる」と暗示をかけられることで無限の可能性を発揮する子ども達が眩しかったです。

 暗示や催眠は、周囲からかけられるものと考えている人が多いようですが、実は、暗示というのは自分自身でかけるものが一番影響が大きいのです。その理屈は非常にシンプルで、周囲からかけられる暗示は、その瞬間に投げかけられた言葉や環境によりかけられるものであるのに対して、自分が口ぐせにしていることは、四六時中、自分自身が聞き手になっているからです。
 つまり、自分の口ぐせが「できない」とか「無理」、「忙しい」というネガティブなものだとすると、自分自身が口ぐせ通り人間になっていくのです。困難な状況になった際、「無理だぁ」って諦めてしまい、潜在能力を発揮することができなくなるので、ご注意ください。
 一方、「大丈夫」、「できるできる」、「楽しいなぁ」のようなポジティブな言葉が口ぐせになっていると、困難な状況になっても、焦りが大きくならず視野を広く保てるので、対応案を見つけ出すことができるんですね。


 実際に効果があるかないかは、口ぐせを変えてみて体感してもらうしか方法がないので、お試しあれ!としかいいようがありません。ただ、自分が対応する相手の口ぐせが、ネガティブな人とポジティブな人のどちらが好ましいのかという観点で考えてみてください。自分が相手に期待することは、相手が自分に期待することと同じであると想定できるので、相手の期待に少しでも応えようとする努力が相手に伝わり、信頼関係を築けるはずです。
 自分が憧れている人、好きな人の口ぐせを真似することから、自己変革してみてください!


 明日は、コミュニケーション方法(直接対話/電話/手紙/メール等)の違いについて、わたしの考えをご紹介予定です。