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心とほんとの会話屋さん

自身のうつ病経験を振り返り、悩み解決をサポートしてくれる本を紹介します。また、成長の気づきになる情報・言葉を発信します!

”魔法のしつもん”を通して感じたこと

2013-10-10 22:42:16 | 本のネタ
 質問家という肩書きのマツダミヒロさんに教えていただいた”魔法のしつもん”で感じたことをご紹介します。

 最初に教わったのは、質問はいくつかに分類分けをすることができ、相手の気付きを促すもの、相手の中に埋もれている考えを導き出すものを”しつもん”と定義しています。
 では、”しつもん”以外にどういう分類があるかというと、正解が分かっていることを質問する、”クイズ”。「社長の名前は何でしょう?」という感じですね。その他、事実を確認するために質問する、”疑問”で「今何時ですか?」という類のもの。これ以外では、相手を問いただすことを目的に質問する、尋問。「なんで失敗したの?」と相手を相手を非難・追い詰める類のもの。最後は、質問文になっているが、指示命令を伝えるために発する質問。「この仕事、明日の朝までにできるよね?」
 肝心の”しつもん”とはどういう表現で登場するのかご紹介します。「どのようにしたら、できると思う?」「社員がやる気になるためには、どのような工夫をすればいいかな?」という表現のもので、ポジティブな思考を促すととともに、各自の考えを引き出す効果がある質問を”しつもん”と定義します。

 ”しつもん”を投げかけられた人は、一人称で質問事項に取り組むため、自分なりの考えを反映した答えを導き出します。ここで注意が必要なのは、出された答えが”しつもん”を投げかけた人の想定内容と違っていたとしても、「その答えは間違っている!」と否定しないことです。もし否定されたら、”しつもん”された人は、「正解を持っているなら人に”しつもん”しないで、答えを教えてくれよ」もしくは「自分の答えが正解と思っているの?」という感情が芽生え、自分で考えて答えを発言するというモチベーションが一気に低下してしまうのです。
 導き出した答えで気になることがあるとすれば、「その答えだと、こういう場合の不安が想定されるけど、どのように考えているのかな?」という追加の”しつもん”を投げかけることで、さらに深い気付きを促すことができます。


 さてさて、理屈を理解した上で実践してみたところ、会社の同僚や家族など、答えの内容のまま行動すると少なからず自分に影響が生じる人には、「こういう考えじゃないの?」と反論している自分に気付きました。身近であればあるほど、こうあって欲しいという願望が大きくなり、”答えを正したい!”という言動になりがちです。
 まだ完全にはできていませんが、この言動を抑えるために「なるほど」と第一声で発することにより、間を取る工夫を模索中です。とはいえ、その瞬間で完全に食い止めきれていないので、事後振り返り(日記)を通して、毎日、気付きを得るように努力しております。日々勉強ですね!


 明日は、読書の効果について、体感したこと・期待していることをご紹介予定です。