マディと愛犬ユーリ、親友のクリスティ、それにハワイのこと

ハワイに住んでいたころ、マディという女の子が近所に住んでいて、犬のユーリを連れて遊びに来ていた。

再び、シュリンプ

2010-08-24 16:58:33 | 日記

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 ウイスコンシンと言えば、「酪農の故郷」である。
 家畜類が多く飼われているのは当然だが、州全体が大平原で、穀倉地帯でもある。
 夏は暑く、反対に、冬の寒さも尋常でない。
 その寒さは、零下20度にも及ぶ。暦が春になっても、3月いっぱいまでは白銀の世界である。
 ミネソタと同様、湖の多いところで、夏場のヨットやボート遊びは、最高である。
 湖のほとりに、家を持っていて、モーターボートを繋留している人は多い。
 モーターボートを運転して、湖を渡りきったところに、次の湖に通じる運河があって、対抗して進んでくる船とすれ違う時、手を振って大声で挨拶などをする。

 しかし、冬になると、これらの湖は凍りついてしまう。
 大学に隣接した湖も、いつもは、ヨットやボートで賑わっていても、凍てついた氷が覆う季節になると、今度は、物好きな人たちが、一人用のテントを立てて、氷に穴をあけ、「ワカサギ」?釣りを楽しむ。 この寒さの中でも、雪原を走り回るリスなどに出会うが、果して何を食べて生きているのだろう。

 この辺りは、良質の麦が採れるので、そのせいか、アメリカでも、ビールの生産で有名なところである。
 あの野茂選手がいたミルウォーキー・ブリューワーズも、ウイスコンシン州にある。
 「ブリューワーズ」(brewers)と、その名の通り、大手のビール醸造会社が集中している。
 マディソンにも、地ビールの工場がいくつかあり、工場内にレストランを併設していて、そこでつくられた生ビールと食事を楽しむことができるのである。

 金曜日には、エビ一尾が10セントという催しがあって、よく行っていた。
 もちろん一人で行くことはないが、100尾とか注文すると、皿に山盛りのエビが出てきた。
 ビールを飲んだり、エビを食べたり、喋ったりしていたら、一度など、気分が悪くなってきた。
 その後は、まったく、食欲もなくなり、もちろん、ビールも一滴も飲めなくなってしまった悲惨な経験がある。

 ウイスコンシンと言えば、海から何千キロも離れたところにある州である。
 もともと、海の魚自体があるのが不思議なのだが、大きなスーパーに行けば、魚のコーナーがあって、ふんだんに魚が売られているのにはびっくりである。
 「レッドロブスター」と言うシーフッドレストランがあり、月曜日は、「カニの食べ放題」がある。
 前もって予約をするか、早めに行かないと席がなくなる。
 テーブルに案内されると、ウエイトレスが、大きなビニールのシーツを持ってきて、テーブルにバサッ!と被せる。
 それから、「前掛け」を首にかけられ、カニを食べる時のハサミが配られる。
 いよいよ、山盛りになったカニ皿の登場である。
 日本では、カニを腹いっぱい食べることなど、なかなかできるものでないが、この時は、気兼ねなく、満腹になるまで食べ続けるのである。

 さて、ハワイのガーリックシュリンプの話題に戻ってみよう。
 「ガーリックシュリンプ」を食べるためには、カフク、あるいは、ハレイヴァまで行くのは大変である。
 特に、日本人旅行者にとっては、レンタカーを利用すればいいのだが、バスで遠くまで出向くのは骨が折れる。
 しかし、最近では、ワイキキでも、ガーリックシュリンプを堪能することが出来るのである。
 それらしい物を食べようと思えば、アラモアナのフッドコートにもある。
 インターナショナルマーケットプレイスにも「ガーリックシュリンプ」のメニューがある。
 ホテルのオープンテラスで、友だちとビールを飲みながら、ガーリックシュリンプを注文したこともある。

 何より、ハレイヴァの屋台と同じものが、クヒオ通りにあるのである。
 以前は、この辺りは、空き地で有料の駐車場があったところである。
 車で、ワイキキに行ったときに、よくここを利用したことがある。
 「ブルーウオーター・シュリンプ・アンド・シーフッド」(Bluewater Shrimp & Seafood)という名の屋台である。
 この「ガーリックシュリンプの屋台」については、日本人の旅行者が教えてくれた。
 一度も行ったことはないが、その人によると、おいしいですよ!とのことである。
 宣伝雑誌に挟まっている「キューポン」(クーポン券)を持っていけば、2ドルぐらい値引きしてくれるとのことである。