マディと愛犬ユーリ、親友のクリスティ、それにハワイのこと

ハワイに住んでいたころ、マディという女の子が近所に住んでいて、犬のユーリを連れて遊びに来ていた。

" Tacos " ( タコス )

2015-09-12 17:32:33 | グルメ

 

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 沖縄で、A&W (エイ・アンド・ダビュリュ)を見つけた時はビックリした。その昔、東京、大阪、福岡にもあったが、いつの間にか消えて行った。
 今では、ハワイに行ったとき、辛うじて現地のA&Wに立ち寄ったりしていた。
 A&Wには、ルートビアがある。ルートビアをペンシルバニアの大学の自動販売機で、はじめて買って飲んだときは、本当のビールだと思ったのである。
 飲んでみるとビールとは全く違った、なんとも形容しがたい薬品の味がして、はっきり言っておいしいとは思わなかったのである。

 どういうわけかA&Wは、ミネソタに多く点在していて、現地にいた時、寄宿していた家の娘さんとよく行って、スイーツ、飲み物などを注文して駄弁っていた。その頃のことを懐かしく思い出している。
 
 沖縄で、A&Wを見つけた時は本当に嬉しかった。
 A&Wは、沖縄のあちこちにあり、空港にもあったのは驚きだった。マクドナルドと同じようなファーストフッド店で、ハンバーガー、サンドイッチ、ホットドッグなどあるが、ルートビアが売りである。
 沖縄のA&Wには、Bento-Meal(弁当ミール)というのがある。ハワイのロコモコに似ている。大サラに、ライスが入っていて、その上にマッシュルームのグレビーソース添えハンバーグが乗っていて、卵の目玉焼き、それに野菜が添えられて、味もロコモコそのものである。

 タコ(タコス)を、いたるところで食べることができる。タコスとオリオンビールが合うのである。飛行機に乗る直前の空港でもタコスにありつける。
 牧志のアメリカンレストランでも、タコス、アンチラーダなど食べた。国際通りのちょっと奥まったところにあるメキシコレストランには、アメリカ人のグループがにぎやかに食事をしていた。おもろまちで、メキシコ料理店を探し当てたときはうれしかった。

 沖縄と言えば、ステーキが有名である。初めて沖縄に行ったときは、アメリカの統治時代で、日本の円は使えず、ホテルも、買い物をするときも、食事をするときも、アメリカドルで支払った。あの頃は、アメリカ人があふれていて、ステーキ店でも英語が飛び交っていた。
 今でもステーキ店はあちこちにあるが、珍しいところでは、Caddie Staff(キャディ・スタッフ)というレストランが沖縄県庁の中にある。ここのメニューにステーキ定食があるのだ。
 お役所の中なので、街の賑やかな雰囲気と違って、厳かに働いている人、訪れる人たちが、せわしなく動いているが、そんなことを気にしないで一度訪れてみてはいかがだろうか。

 沖縄のホテルは、朝食バイキング付きが多い。
 本土のホテルは、ご飯、みそ汁、塩サケ、納豆など出る和食とパン、ベーコン、スクランブルド・エッグなどの洋食だが、沖縄の場合、それに沖縄ローカルな品がたくさん出てくる。アーサー、ジーマミー豆腐、ミミガーサラダ、もずく、ゴーヤチャンプル、沖縄そば、それにタコライスなども出る。ミミンガサラダ、紅芋団子、わらび餅、パインシークアーサー、サンピン茶、黒糖豆乳といった様々な品を楽しむことができる。


" At another restaurant "  ( また別のとあるレストランで )

2015-09-10 08:48:06 | 旅行

 

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 沖縄県庁前のコーヒーショップでコーヒーで一息ついてから、やおら歩き始めた。
 ここ数日、毎日炎天下を歩き廻っていたので、腕には焼けこげたような火膨れができて、痒いやら痛いやらで、ついには薬局に立ち寄って軟膏を買って夕方ホテルに帰って風呂に入った後で、その軟膏を塗っていた。
 県庁北口からホテルロコアナハの前を通り、今日も暑いなあと思いながら坂を上がっていった。途中店屋のショウウインドウを覗きながら、ハーバービュー通りから左折した。やがて那覇高校の正門が見えてきた。ちょうどお昼休みなのか、生徒たちが前庭でにぎやかに遊んでいるのが見えた。
 松尾消防署通りを突き抜け、開南せせらぎ通りに入った。この辺りから山手に右折して小さな路地を歩いて、目指す食堂を探した。
 地図では、この近所の筈だが、目指すそれらしい場所は見つからなかった。
 暑い中行ったり来たりまた同じ場所に廻ってきたりしながら、とうとう見つからず仕舞だった。まだ探すつもりはあったのだが、結局新天地市場に迷い込み、ここは天蓋があって涼しくて、そのまま進んでいたら牧志公設市場までやって来てしまった。結局この日は探すのを諦めてしまったのである。

 那覇の「食べログ」を読んでいたら、小さな食堂というかレストランというか、田舎風な店を見つけた。
 この店のブログを読んでいたら、どうも東京の方から移住してきた人が経営しているようだった。
 旅行者として沖縄を何度も訪れるうちにこの土地に住みたくなったようだ。住むためには、というかこの女性は、得意の料理を生かして那覇で食堂を開くようになってしまった。計画を実現するためには、資金のこと、場所のことなどいろいろ苦労したようだ。それでも何年目かにようやく夢が実現した。
 彼女のブログにはランチのメニューの写真が載っていて、特に沖縄的でもなく、和食の家庭料理のようだ。一度さらっと訪れてそのランチを食べてみたい気になっていたのである。
 炎天の中その場所を探して歩き回ったが、見つけることが出来なくて、このたびはもう諦めようということにした。

 沖縄を最初に訪れた時から、ステーキの店には何度も行った。当時有名だった店は今でも営業している。このたびもステーキハウスでステーキでなくメキシコ料理のトルティーヤをオリオンビールを飲みながら食べていると、隣の席の夫婦が話しかけてきた。ふたりは、豪勢なステーキセットをおいしそうに食べていた。
 「ステーキではないですね!」
 「ステーキは、昨夜ホテルの近くのレストランで食べました」
 「沖縄に来ると、これが一番の楽しみです」と東京から来たという夫婦はステーキをほうばり乍ら笑顔だった。

 繁華街のビルの一階にごく控えめなレストランを見つけた。小さなレストランで、おそらく女性の店長が一人で賄っているような店である。
 十人ぐらいの人たちが大きなテーブルを囲むように句会をやっているらしかった。 一区切りついたところで、皆さんが同じカレーを注文した。トシは、メニューの写真にあったプレートランチを注文した。皿の上に十種類ぐらいの料理が小綺麗に盛られていて、如何にも上品な装いだった。
 お金を払って出るとき、「おいしかったです!」と言うと、「また来てください!」と言われたが、旅行者なので、来るにしてもずっと先になりそうだ。


" At some restaurant " ( とあるレストラン )

2015-09-04 12:42:50 | 旅行

 

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 沖縄では、「ゆいレール」というモノレールが面白い。地上からかなり高いところを走っていて車窓からは下の街並みを見渡せる。まるで飛行の窓から下を見ているようだ。
 このモノレールは、那覇空港から首里まで那覇市内を突き抜けるように走っていて、数百メートルごとに停留所があり、降りたり乗ったり手ごろな交通機関として利用できる。
 乗るたびに切符を買うのが面倒くさいと思えば、700円で「一日乗車券」を買って利用するのがいい。
 途中下車をしながら那覇の街歩きをするのは面白い。
 
 もともとどこに行きたいという思いはなく、新しい土地をただ歩くのが好きだから、とりあえずどこかの駅で降りてその界隈を歩いてみる。
 無目的に歩いていて、偶々入った店で何か珍しいもに出会えば買ってみたりもする。いかにもローカルな定食屋で食事をすることもある。ホテルのレストランでオリオンビールを飲みながらランチを楽しむなどもいい。沖縄のホテルは、朝食付きの場合が多いが、そうでなければ街に出て、朝のきれいな空気を吸い込みながら歩くというのはどうだろう。そして街角のコーヒーショップで窓越しに出勤する人たちの歩く姿を見ながらトーストとコーヒーというのもいい。
 
 早朝ホテルを出て歩き始める。右を見たり左を見たりきょろきょろしながら歩くので、はたから見るといかにもどこからかやってきた観光客に見えるのはしょうがない。
 疲れるとコーヒーショップに立ち寄り温かいコーヒーの香りを楽しむ。夕方ころになるともう足がカチカチで歩けないほどで、そこらのバス停のベンチで休んだりしている。

 「おもろまち」は、新しく計画された街のようで、駅前から大きな道が伸びていて、遠くに巨大なアーチのようなものが見える。沿道に博物館、美術館もある。
 那覇の街でも、ちょっと変わった目新しさを感じる街である。道を挟んで、大きなホテルなどが林立している。ファンシーなコーヒーショップもある。
 地図にあったメキシコレストランを探して歩き回った。なかなか見つからなかったが、そんなことも楽しい。
 駅前には、大きなデューティフリーショップがあって外国人の団体が押し寄せていた。グッチ、カルダン、ジバンシーなど世界の一流品は何でもある。館内には、高級なレストランもある。
 
 歩いていて、庭にテラスがある楽しそうなレストランを見つけて入ってみた。ちょうどお昼時で、ランチの時間だった。
 イタリアンレストランのようだったが、メニューの中に「イタリアンシェフが作った和食」というのがあった。焼き魚のプレートランチだったが、それでもイタリア風でおいしかった。サラダとスープバーがついていた。
 店内は、いかにも雰囲気があって落ちつける感じだった。隣の席に三人の美女が食事をしながらおしゃべりを楽しんでいる風だった。それにしても美女ぞろいだったが、その中でも一人は、ハーフのようで、エキゾティックな女性に見えた。
 話がこぼれてきて聞いていると、やはりその人は東京でモデルをしているとのことだった、。
 「いつもは、会社専属カメラマンが撮ってくれるのだが、あの有名なカメラマンSさんの時は緊張しまくったわ!」とか言っていた。沖縄に里帰りして、久しぶりに旧友たちと食事を楽しんでいるのだろう。
 このレストランが気に入って、沖縄滞在の最終日だった次の日にもまた行ってしまった。