(すみれさんも通ったというカイムキのベトナムレストランである。春巻きがおいしかったが、メニューに「夏巻き:summer roll」というのもある)
ハワイには、いくつかお気に入りのコーヒーショップがあるが、この「コーヒートーク」(Coffee Talk)は、本当にお気に入りである。
別に気取ったファンシーな店ではない。いかにもローカルな匂いがする。やってくる人たちは、さまざまで老人夫婦、気の置けない主婦たちのグループ、学生たち、一人でやってくる若い女性などで、朝からにぎわっている。
" This Kaimuki corner spot is one of my favorite places to do just what the name suggests, sip coffee and talk story with friends ・・・ "
( このカイムキノ角地は、まさにその名が示すように、コーヒーを飲み友達と語り合える私のお気に入りの場所の一つである…)
ただ朝のコーヒーを楽しんでいる人たちもいれば、女性たちは口角泡を飛ばして会話に夢中だったり、学生たちはパソコンに向かって懸命に勉強をしていたりする。
コーヒーを注文すると、スープボウルみたいな大きな器になみなみと注ぎ込まれたコーヒーを運んでくる。コーヒーにもいろいろ種類があって、行くたびに種類を変えて飲むのも面白い。
モーニングスぺシヤルと言う朝食がおいしい。ここで初めて、「ベーグル」なるものを食べた経験がある。形はドーナツみたいだが、硬くてもちもちしていて、食べ応えがあるのだ。
" How does this cook? "(これは、どのようにして作るの?)と尋ねると、
小麦粉をこねて、ドーナツのように成形した後、いきなり油で揚げるのでなく、一度茹でて、そのあと油で揚げるということだった。
味を覚えると、結構おいしくて、その後は、ベーグル・アンド・チーズにサラダ、コーヒーで食事をすることが多くなった。
朝の時間、コーヒーをすすりながら、窓越しに人通りを眺めるのも好きだ。その日の新聞を読んだり、本をもって行って読みながら時間を過ごすのもいい。
ワイキキから「コーヒートーク」に行く場合、以前は13番バスで行っていたが、バスが、動物園に行きあたったところで左折してカパフル通りに入る。途中「ジップス」と言うレストラン前で、下車して乗り換えないと、バスは、丘を登って別の方向に行ってしまっていた。
最近バスルートが改正になり便利になった。13番バスがハワイ大学まで直行するようになり、H1ハイウエー下でカハラ方面行に乗り換えると、すぐにカイムキに着く。
この辺りは、レストランが点在していて、土地の人たちが、夕暮れ時になるとどこからともなくやっていて、思い思いのレストランに入っていく。
メキシカン、アメリカン、イタリアン、日本食、エスニックなどいろんなレストランがある。どれも気の置けない、飾らないレストランで、その分ワイキキにあるレストランに比べて幾分野暮ったく見えるが、高くはないのである。
テレビを見ていたら、石田純一さんの娘すみれさんが友達とよく行っていた「ハレ・ベトナム」と言うレストランもある。
ここで「フォー」や「春巻き」を食べていたということだったが、我々もこの店でよくフォーや春巻きを注文した。
パンケーキの人気の店があって、朝はたくさんの人たちが並んでいる。
最近、カイムキの町に「公文」ができて、放課後小学生たちが教室に入っていくのが見える。
(ハウスブレンドコーヒー:2ドル50セント)