マディと愛犬ユーリ、親友のクリスティ、それにハワイのこと

ハワイに住んでいたころ、マディという女の子が近所に住んでいて、犬のユーリを連れて遊びに来ていた。

" The rice salad Mrs. Heatherton & Toshi made " ( ヘザートン夫人&トシ作:ライスサラダ )

2012-09-30 18:05:13 | 日記

 

《ヘザートン夫人&トシ作 :ライスサラダ》

 素人が作るサラダだから、野菜、チーズ、ビネガーなどをボールに入れて、搔き雑ぜれば、おいしいかどうかは別にしてすぐに出来上がる。
 日本人が食べる米は、アメリカ人にとって、すこし" sticky "(ねっとりする)ようで、彼等は長尺米(インディカ米)を食べることが多い。  
 冷蔵庫からインディカ米のご飯を取り出し、鍋で沸かしたコンソメ味のスープの中に入れ、ほんの一分ほど煮て、ざるに取り出し冷やす。
 
  *ボールに、冷水で洗ったromain lettuces(ロメインレタス), spinach leaves(ホウレンソウ),sliced red onions and red pepper(薄く切った赤玉ねぎと赤ピーマン), avocado cut into bite-sized(細切れにしたアボカド), watercress(オランダガラシ)などを入れる
  *cooked peeled shrimp 塩ゆでしたシュリンプを入れる
  *spicy candied walnuts(味付けしたウオルナツ), cherry-tomatoes and olive halved(半分に切ったミニトマトとオリブ) など、何を入れてもよい
  *その上にextra-virgin olive oil(エキストラバージンオイル) salt & black pepper to taste(塩とブラックペッパーはお好みで)
  *隠し味としてhoney to taste(ハニーをお好みで)加えると美味しい
  *最後に、これが大事なのだが、balsamic vinegar(バルサミコス・ビネガー) gorgonzora cheese(ゴルゴンゾーラチーズ)、 lime juice(ライムジュース)を加えることを忘れないように。
  *装うときは、ご飯を中央部に盛り上げてもいいし、野菜と一緒にかき混ぜてもいい

 


 

 [ 出来上がったサラダボールをテーブルに持って行こうとしてら、ヘザートン夫人が、" Wait、a moment! " (ちょっと待って!)と言って、" For your wine! " (あなたのワインのために!)と小さなグラス容器に飾りつけしてくれたもの ]
  

 

 

 *砂浜でユーリを追っかけ遊んでいたマディとクリスティは、疲れたのか、岩場にいたトシの横に来て、ちょこんと一列に座った。
 もう夕日が沈んで行くころだ。
 西の方に大きな太陽が水平線に堕ちていくころだった。

  "  Beautiful !  " ( 美しいね! )とトシ、
  "  Toshi!  What do you guess there is beyond the horizon ?  " (  トシ! 水平線の向こうに何があると思う? )
  "  Perhaps Japan !  "  ( たぶん、日本があると思うよ! )
  "  You do ?  "  ( 本当? )
  "  Maybe !  "  (  たぶん! )

 


" Shall we make salad together? " ( 一緒にサラダを作りましょうか? )

2012-09-23 08:50:08 | 日記

 

  potluck party (ポトラックパーティ;持ち寄りパーティ)によばれた。
 原則、参加者が、一品づつ持ち寄るパーティである。
 だれかの家に集まるのが普通だが、ハワイの場合、野外とか海岸に出かけることが多い。今日はいったいどんな人たちが集まるのか、知らないままに出かけたりすることがある。
 誰がよんだのか、日本の大学の先生家族が来ていたり、日本のカメラメーカーの役員の家族が来ていたり、アメリカ合衆国の下院議員の女性が来ていたりしたこともあった。
 様々な人たちが来ていて、普通会うことがない人たちと会話ができて、その意味で楽しい出会いである。

 さて、トシも何か一品を作っていくべきだと思ったのだが、滞在しているコンドミニアムにはキッチンはあるものの、材料を買ってきて一人で作るなんて面倒だし侘しい。
 ところがヘザートン夫人(Heatherton)が 、トシの困った状況を見越したのか、
 
   "  Shall we make salad together?  "  (一緒にサラダを作りましょうか?)と誘ってくれた。

 ということで、ヘザートン家に出向くことになったのである。
 途中「セーフウエイ」( Safeway)に立ち寄り、サラダ用詰め合わせの野菜、ベイビートマト、アボカド、シュリンプ、オリーブの缶詰、マスカット、ゴルゴンゾーラ・チーズ、それにちょっと高級なワインを買った。

 

  

 

 

                                                                                

 ヘザートンさんとトシは、冷蔵庫にあるもので使えそうなものをかき集めた。
 冷蔵庫の中にタッパーに入った「ごはん」(steamed rice)を見つけ、これを何かに使えるかなあと考えていて、「ライスサラダ」を作ろうかと思いついた。

 


" Senior Bus Pass " ( バスの無料定期 )

2012-09-22 13:04:25 | 日記

 

 「 ハワイに着いて先ずすること 」

 The Bus (市バス)のBus Pass (定期)を手に入れるのが急務である。
 4年ごとに更新する定期はすでに持っているが、これだけでは使えない。毎月有効のシールを貼ってもらう必要があるのだ。
 定期を、その月有効に使えるようにするためには、市役所に行ってシールを貼ってもらう必要がある。
 定期がないと、バスに乗る度に2ドル50セント(シニアは1 ドル)をドライバーの横にある料金箱に入れなくてはならない。
 いつも小銭を用意するのはいかにも面倒くさい。それにこの金額も、その都度払っていると、一日に10回は乗るだろうから、ばかにならないのである。
 ハワイにいて車がない以上、バスはこの上なく重宝である。
 オアフ島は、バス網が充実していて、全米で最も優れた交通機関 ( The Best Transportation System )に認定されている。

 島一周でも、シーライフパークでも、ノースショアまででも、どこにでも行けるのである。ハワイに滞在中は、バスの定期は必須アイテムで限りなく便利である。

 The City Hall (市役所)に行くと、いつも長い行列ができていて、シールを貼ってもらうだけなのにいかにも面倒である。
 そこでいいことを発見した。
 市役所に行くのでなく、地方にあるThe Satellite City Hall (区役所)に行くという方法だ。ここは込み合ってなく、ゆったりしていて手軽く手続きができることを発見した。
 この度も、この区役所に手続きに行った。
 シールを貼ってもらう事務手続きをしていると、トシを日本人とみたのだろう、その女性事務員が急に顔をあげて、

  "  Japan is one of my favorite countries . "  ( 日本が好きなんですよ )
  "  What ? "   ( なんですって? )
  "  I've been to Japan with my son. "   (息子と一緒に日本に行ったことがあるんです )
  "  He wants to go to Japan again. "  (息子がまた行きたいと言っているのよ )

 
 ハワイに着いたら、「マスイさんのところに行く」のが、トシにとって何より大切なことである。

 数年前、ハワイ大学のオフィスで、

  "  Anyone who knows where The Myohoji Temple is ?  " 
  ( 誰か妙法寺を知っている人いない? )

  "  Is that a Japanese temple?  "  (それ日本のお寺?)
  "  Yes!  "  (そうだけど )と言うと、誰かが、
  "  I'm not sure, but I know some Japanese temples located
  around The Consulate General of Japan.  "

   ( よくはわからないけど、日本領事館の近くにいくつかお寺があるわよ )と言った人がいた。
 サロンの電話帳で調べてくれて、やはり日本領事館の近くだということがわかったのである。

  " You take #4 Bus at Metcalf near college, and that will take
   you there.  "  (大学の近くのメトカーフで4番バスに乗ると行けるよ! )と教えてくれた。

 あんなに親しくしていたマスイさんは、もうこの世にいないのである。
 ハワイに行って、マスイさんの墓前で彼と「お話し」するのを楽しみにしている。

 
 *海辺の岩場で、トシ、マディ、クリスティとユーリがおしゃべりしていた時、マディが突然大きな声を出した。
 
 "  Look at that ! "  "  Dolphins are swimming over there. 
 "  Can you see that?  "

   ( 見て!イルカが泳いでいるよ! 見える? )

 海の方を視ると、確かにイルカの群れが泳いでいた。
 6頭ぐらいか、ゆるやかに、何に臆する様子もなくのんびりと、海面に姿を表すかと思うとまた一斉に海の中に姿を消したり、その光景は壮大だった。
 身近で、このような光景に出合えるのは、ハワイらしいというか、ハワイでしか見れない神秘的な景色に思えたのである。

 その時のシーンを思い出しながら描いたのが下の絵である。