レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

結婚しない

2012-10-27 05:00:00 | 日記
今月から新しく始まったフジテレビ系列の「結婚しない」を見ています。きちんと見るのは洋の東西を問わず刑事ものかサスペンスものと決まっている私が、普通のドラマを見るのは何年か前の阿部寛さんの「結婚できない男」以来です。

そういえばその当時の阿部さんはプライベートでも四十越してまだひとりでしたね。今回の主役の天海祐希さんにしても、菅野美穂さんにしてもやはりまだ独身。プライベートまで追跡して配役を決めるのでしょうか?ちなみに私、天海さん、相当好きです。

物語りは「結婚したいけどできない」「結婚する必要がない」「結婚は自分には無理だ」という三様の考え方をする男女を巡るものです。菅野美穂が「したいけどできない」天海さんが「必要ない」そして「自分には無理だ」が玉木宏ということになります。玉木さん以外は何故か納得してしまう配役。

まだ3回目の放映が終わったばかりなので、この後どのように展開するのか分かりませんし、楽しみにしています。それでも3回を見ただけで「ああ、そうなんだろうな、日本は」と感じさせられる点は多々あります。

例えば結婚適齢期的な考え。日本もずいぶん変わってきているのでしょうが、それでも女性はこの時期までに嫁入りしないと、という考えは強く残っているようですね。もっとも最近では女性の方が開き直って?ある時期を過ぎると「結婚なんて必要ない」と反転攻勢に出るようで、むしろ婚期を逃した男性陣の方が居場所がなくなっていくような....??

この結婚適齢期についての考え方というのは、一般の男性女性の間ではどんな具合なのでしょうか?きっとそういうリサーチはあるのでしょうが、覚えていません。その反面で天海さんのような強烈な個性のある方が「積極的に結婚したいとは思わない」とテレビで言われると、「おお、みんなできる女性はそう思ってるんだ」のように誤解をしてしまいそうです。

実は天海さんは番宣を兼ねて「ホンマでっかTV」に出演した際、プライベートな自分についてそのように言われていました(何で天海さんには敬語を使ってしまうのだろうか?(*^^*))。こうも言われてましたね、「隣りのマンションに住んでて‟ご飯作ったけど食べるー?” ‟ああ、今食べてきちゃったからいい”っていうような感じでいいのなら、結婚してもいいかなあ」

そこで環境及び原子力評論家の武田邦彦さんが言いました。「ドイツなんかでは男女の共同生活の形態が色々ある。全く普通の夫婦のようでいて結婚していないとか。今まで日本では強い女というのは褒め言葉にもならなかったけど、是非天海さんは新しいタイプの女性の先陣を切って欲しい」ごもっとも。確かに独身を通していても天海さんと以前の土井たか子さんでは随分イメージが違いますからねぇ(いや、別に土井さんが落ちるというわけではないですよ)。

結婚はそれだけ独立しているわけではなくて、仕事とか、家族関係とか、男女を巡る社会のシステムや習慣とも深く関わっていますから、それだけ論じてもラチがあかなかったり、変化するにしても時間がかかったりするのでしょう。

と、これを書いている矢先に朝日新聞のニュースが入ってきました。世界経済フォーラム(WEF)の今年の世界男女平等ランキングが発表され、一位がアイスランド!で、二位がフィンランド、三位ノルウェー、四位スウェーデンの北欧勢が上位を占め、日本は昨年から三つ順位を落として101位だそうです。

確かにアイスランド、女性が強いからなあ。そのことは次回に書きます。

最後になりましたが、私も再婚したい。m(_ _)m


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする