続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

第2回「島本町個人情報保護運営審議会」を傍聴して

2015年07月15日 | 議員活動


本日午前、マイナンバー法制定に伴う特定個人情報保護への対応のために本町の個人情報保護条例の一部を改正する
ことに関し、過日募集された「条例の一部改正」案に対するパブリックコメント(24件)について議論された。

パブコメの多くは現状でさえ個人情報が漏えいしたり、なりすまし事件などが起きている中、番号法施行後は更に
多くの行政実施期間が情報を共有したり提供したりすることになる。当然情報の漏洩や悪用される危険性は増す。
そのような事態にどこまで個人が対策出来るのか、又実施機関による防止策やセキュリティ管理などに対する懸念
についてのものが多かった。町としては「個別ケースの状況を適切に判断し、実施することになる」という回答で
結局は全ての行政機関における情報の取り扱いは扱う者の性善説に立っている。従って悪意を持って扱われた場合
には防ぎようがない。
いずれにしても膨大な個人情報を扱うことになる訳だから情報漏えいなどは悪意が無くてもシステムトラブルで
起こることは充分に考えられる。扱う分野は極力限定して慎重に行わねばならない。国策とはいえ本町の実情に
合わせた配慮ある対応を何より求めたい。

又その他の意見として「町は国のアピールを受けてこの制度のメリットのみを発信しているが、情報漏洩の危険性や
その代償の大きさなどについてもPRすべきだ。そしてなにより難しい条例改正の内容やマイナンバー制そのものに
ついての住民の理解は乏しいと思うから住民説明会を実施すべきという意見があった。私もその通りだと思うし役場
には要求しているが一向に動こうとしない。
本日出席の委員からパブコメにもあった「住民説明会実施」の声が出なかったのには少し失望した。

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