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続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

島本町議会で前代未聞の行動を取ったお粗末議員の8名(傍聴記)

2018年04月01日 | 議員の資格無し

 湖西線比叡山坂本駅~日吉大社参道から望む桜並木と琵琶湖(3月29日撮影)

先週3月27日島本町議会2月定例会最終日の本会議で異常な事態が引き起こされた。今年度一般会計予算案
についての討論・採決に入ろうとした途端に議場にいる議員13人の内8人が理由も述べずに一斉に退場した。
私は遅れて参じたのでその現場は見ていないが、多くの傍聴者がいた中で誰もが信じがたい状況だったとのこと。
突然退場したのは自民会派5人(伊集院、村上、清水、野村、福島議員)と公明党岡田議員、維新会派の塚田、
大久保議員の計8人。議長からは何も説明がないまま議場には5人の議員と町長他理事者側の職員が残されたまま中断。
議長を除く議員13名の内8人が退場したら議会が成立しない。議会運営の妨害行為の何物でもない。
傍聴者の多くも異常事態に議長や議会事務局に「一体どうなってるんだ」との怒号が飛び交い、役場3階は大騒ぎ。

およそ11時半ごろから紛糾して午後2時頃から議会運営委員会が開かれ、事態を引き起こした議員から理由の説明
がそれぞれなされたが全く理解不能の理由だった。
要約すると島本駅西地区の開発事案や町立キャンプ場の廃止に対する町長の施政方針と常任委員会などでの町長の
発言に齟齬が感じられたので討論に入れなかったというもの。全くナンセンスで町議会の恥さらしの何物でもない。

議会では町長の施政方針や予算案、各種議案については議場で質問したり、2月の予算・9月の決算議会では
大綱質疑や常任委員会で徹底して審議、質問して最終的には議員個人の判断で賛成か反対かを討論で述べるのが
当たり前のこと。それでもなお町長や理事者側の提案予算案や議案に対して疑問の点などがあれば本会議での
最終的な採決までに個別に面談するなりして問題点など詰めておくのが議員として最低限のやるべきことである。
そういう当然やるべきことを事前にやらないで、本会議の討論・採決の寸前で議場を理由も告げずに集団で退場し、
「密室で改めて町長の考えを質す」などという暴挙は言語道断。議会軽視、傍聴者(住民)軽視も甚だしい。

結局議会が再開されたのは午後4時半を過ぎていた。そして異常行動を取った8人の会派は全員予算案に賛成
という討論をした。堂々と気に入らない理由を述べて予算案に反対表明すればいいではないか。

何れにしてもこの様な議会ルールの基本も守れない議員には辞めて貰いたい。ましてや議会運営委員長の岡田
議員や紛糾させた同じ会派の川嶋議長にも猛省を促したい。町議会史に汚点を残した罪は大きい。

尚本件の詳しい状況については3月28日、29日、31日の中田みどり議員のブログ
及び3月30日、4月1日の戸田やすこ議員のブログをご覧ください。